【第105回全国高校野球選手権記念大会】広陵3-6慶応(3回戦・第10日・第2試合・甲子園)
これが全国屈指の激戦区・神奈川を制した原動力かもしれない。慶応のセカンドを守る主将・大村昊澄選手(3年)が好守を見せ、広陵の追撃を凌いでみせたシーンには「ナイス!」と称賛の声が集まった。
【映像】慶応の主将がチームを助けるファインプレー!(52分18秒ごろ~)
慶応は、初回に延末藍太選手(3年)の2点タイムリーヒットで先制し、3回表にも1点を追加するなど試合を優位に進めていたが、3回裏に広陵の逆襲に遭う。2番・谷本颯太選手(3年)がセンターへのツーベースヒットを放ちチャンスを作ると、2死二塁の場面で4番・小林隼翔選手(3年)が左中間へのタイムリーヒットで1点を返した。
広陵はさらに慶応の送球ミスに付け込み、打った小林は二塁へ進塁。再び2死二塁という局面になり、打席には5番・只石貫太選手(2年)が入った。流れが広陵に傾きつつあるこの場面、慶応の先発・小宅雅己選手(2年)はカットボールで攻めていったが、2球目に投じた外角低めのカットボールを只石のバットが捕らえた。
打球はピッチャーのやや左寄りに飛んで行き、投球し終えたばかりの小宅は対応できずに二遊間へ転がっていく。抜ければタイムリーになることは必至だが、これをセカンドの大村が逆シングルで捕球すると、すかさず一塁へと送球。只石はヘッドスライディングを見せたが間に合わずにアウト。記録はセカンドゴロとなり、慶応は広陵の猛追を1点で食い止めた。
流れが一気に広陵に傾きかけた局面で見せた慶応の主将・大村のファインプレー。視聴者も「うっま」「ファインプレー」「ナイスキャプテン!」と大村の好守を絶賛するコメントが目立った。その後、広陵に追いつかれてタイブレークに突入した試合は、10回表に3点を奪った慶応が逃げ切り、見事に準々決勝進出を果たした。
画像提供:バーチャル高校野球
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