【第105回全国高校野球選手権記念大会】専大松戸6-10土浦日大(3回戦・第10日・第4試合・甲子園)
6点ビハインドも関係なしの猛攻だった。土浦日大は6点ビハインドを追い上げ、4番・香取蒼太選手(3年)の同点タイムリーで試合を振り出しに戻した。さらにその後の攻撃で逆転勝利を収めたのだ。
【映像】4番のタイムリー同点打にスタンド狂喜乱舞(3分36秒ごろ~)
プレイボール直後、土浦日大の先発・小森勇凛選手(3年)が専大松戸打線に捕まり、太田遥斗選手(3年)のタイムリーなどでいきなり3点を献上。さらに3回裏には宮尾日向選手(3年)のレフト前タイムリーヒットなどでさらに3点を奪われ、序盤で早くも6点ビハインドと厳しい展開になった。
しかし、土浦日大はあきらめない。3回裏の攻撃では先頭打者の中本佳吾選手(2年)が内野安打で出塁すると、その後は太刀川幸輝選手(3年)、後藤陽人選手(3年)が連続してヒットを放ち無死満塁のチャンスを作ると、4番・香取が専大松戸の先発・青野流果選手(3年)のストレートをレフトへはじき返して反撃のタイムリーヒットとなった。さらにこの回、相手のミスや鈴木大和選手(3年)のタイムリー内野安打が続き、一挙に5点を返した。
こうなるともう勢いは土浦日大だ。4回裏には中本が四球を選び、後藤がサードへの内野安打を放ち2死ながら一、二塁というチャンスに。ここで香取に打席が回ってきた。
専大松戸は投手を梅沢翔大選手(2年)にスイッチしたが、香取は動じることなく、カウント2-2から真ん中に入ったスライダーを叩いてレフト線へのタイムリーヒットに。スコアを6-6とし、ゲームを振り出しに戻した。
その後、5回裏には後藤のレフトへの2点タイムリーヒットなどが飛び出して3点をもぎ取り、9-6と試合をひっくり返してクーリングタイムに入り、最終スコア10-6の大逆転劇を演じてみせた。
ここぞという場面で反撃のタイムリー&同点打を放つなど、印象的な活躍が目立った香取。視聴者たちは「ここぞという場面で打つのは漢」「さすが4番」「かっこいー」などのコメントが飛び交った。
画像提供:バーチャル高校野球
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