【MLB】レンジャーズ0−2エンゼルス(8月16日・日本時間17日/アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場した試合で、先発のデトマーズが8回1死までノーヒットノーランを続ける快投で今季3勝目を挙げた。昨年に続く2度目の快挙達成はならなかったが、7回1/3を投げ1安打無失点でチームの連敗ストップに貢献。その中で、ノーヒッター継続中の7回に自信を持って投じた1球の判定がきっかけでリズムを崩す場面があった。
エンゼルスは初回に大谷の先制42号ソロで挙げた1点を、先発のデトマーズが好投で守る展開。デトマーズは6回まで2四球とショートのエラーで出塁を許したものの、レンジャーズ打線を無安打に抑えていた。昨季5月10日(日本時間11日)にノーヒットノーランを達成して以来、自身2度目のノーヒットノーラン達成が見え始めた7回、四球を与えながらも2死一塁としたところで試練が訪れる。レンジャーズのグロスマンに対し、カウント2-2と追い込んでからの5球目、内角低めギリギリいっぱいにこの日最高の1球とも言えるスライダーが決まったかに思われたが、球審の判定はボール。デトマーズも受けたキャッチャーもストライクを確信したようにベンチに戻りかけた会心の投球だったがストライクを取ってもらえず、結局グロスマンにこの回2個目の四球を与え2死一、二塁とピンチを広げてしまった。
続く打者をサードゴロに打ち取りノーノーは継続したが、三振であれば95球で終わっていたこの回に104球まで要してしまったことの影響は大きいだろう。続く8回1死から108球目をセミエンに左中間に運ばれノーノーが途絶えており、いずれにせよ球数的に9回を投げ終えられたかは微妙なところだが、もし三振でチェンジだったら…という考えもよぎる1球だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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