MLBの名門ヤンキース、31年ぶり“シーズン負け越し”の不名誉記録へ待ったなし… 主将ジャッジの一発で反撃も虚しく、吉田正尚のレッドソックスに本拠地で大敗
【映像】ヤンキースの大黒柱ジャッジ、今季23号で反撃も…

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【MLB】ヤンキース3-8レッドソックス(8月18日・日本時間19日/ニューヨーク

 メジャーリーグ屈指の名門が、31年ぶりに不名誉な記録を更新してしまうかもしれない。同地区のライバル、吉田正尚が所属するレッドソックスと対戦したヤンキースは、日本人主砲のホームランなどを浴びて本拠地ヤンキー・スタジアムで3-8で大敗。今季ここまで122試合で60勝62敗。負け越しで終戦となれば1992年以来の不名誉な記録となる。

【映像】ヤンキースの大黒柱ジャッジ、今季23号で反撃も…

 ヤンキースは現在、上位3チームがプレーオフ進出となるア・リーグのワイルドカード争いでは6位に付けるものの、東地区では最下位と低迷している。18日(日本時間19日)に行われたレッドソックスとの一戦は、「4番・レフト」で先発出場した吉田正尚の3ランを含む猛攻を受け、立ち上がりの2回までに7失点を喫するなど早くも敗戦ムードに。ヤンキー・スタジアムでは、早々に地元ファンのブーイングが飛び交う荒れたゲームとなった。

 ABEMAで実況を務めた下村泰司氏はヤンキースファンの気持ちを代弁するかのように「おかしいですね。昔のヤンキースと言えば大迫力のホームランが出て、ヒットが出て、守備が華麗な時代がありましたけど、今は普通のチームに見えてしまいます」と語っていたが、実際、現在のチームは攻め手を欠くゲームが続いている。

 結局、この日のヤンキースも元気がなく、終盤にアーロン・ジャッジの一発が飛び出したことで場内の空気を変えたものの、反撃はそこまで。シーズン終盤の大事な時期に泥沼の6連敗を喫したことで借金も「2」となった。

 今季、調子を上げていた序盤に「11」を数えた貯金はとっくに底を着き、いつのまにか最下位に転落。そして、1992年以来、31年ぶりとなるシーズン負け越しの可能性が出てきてしまったのだ。

 ヤンキースといえば、野球ファンでなくても知っているようなMLBの超名門球団である。ワールドシリーズ制覇は27回、地区優勝は20回を誇り、松井秀喜氏が7年プレーして現在は特別GMアドバイザーを務めている。しかし、現指揮官であるブーン監督の就任以来、この5シーズンはワールドシリーズに到達できていない。

 この日のレッドソックス戦は、開始早々にバッテリーのサインミスが見られ、直後に吉田の一発を浴びて大量失点。早々にゲームが決まってしまう展開に、ブーン監督は苦虫を潰したような表情を見せた。

 ただ逆に考えれば、過去30年間は勝ち越してきたということでもある。常勝軍団ゆえに結果を求められる難しさはあるものの、彼らにも「ヤンキース」のプライドがある。終盤の巻き返しはあるのだろうか──。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

【映像】ヤンキースの大黒柱ジャッジ、今季23号
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【映像】吉田正尚、19試合ぶり今季13号3ラン
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