【第105回全国高校野球選手権記念大会】仙台育英 9―4 花巻東（準々決勝・第12日・第4試合・甲子園）
これぞ王者の底力だ。宮城代表・仙台育英はベスト4を懸けて岩手代表・花巻東と対戦。3回表、尾形樹人選手（3年）のライトへの2点タイムリーツーベースヒットで先制し、甲子園が大きく沸いた。
【映像】尾形選手も3安打1本塁打と活躍！準々決勝 仙台育英 - 花巻東 試合ハイライト
待ちわびた先制点だった。初回から先頭打者の橋本航河選手（3年）が初球を打って、サイレンが鳴りやまぬ中、電光石火のごとくレフトへのツーベースヒットを打ってチャンスを作るもその後が続かず、2回表も尾形のヒットでランナーを三塁まで進めても、後続が打ち取られ2イニング連続で無失点。チャンスを生かせずじまいだった。
そんな中で迎えた3回表。ついに仙台育英打線が目覚めた。1死走者なしの場面で第2打席を迎えた橋本がセカンドへの内野安打で出塁するとすかさず盗塁を決め、続く山田脩也選手（3年）が四球を選び、さらに4番の斎藤陽選手（3年）がショートへの内野安打でついに2死ながら満塁に。ここで打席は尾形が入った。
第1打席でも安打を放つなど好調な尾形は花巻東の先発・小松龍一選手（2年）のストレートを積極的にスイングしていくなど打つ気満々だったが、カウントは1-2と追い込まれてしまった。その中で小松が三振を狙って投じた4球目のフォークボールを尾形のバットが捉えた。
厳しいコースながら、上手くすくい上げた打球はライトへとぐんぐん伸びていきあわや本塁打かと思われるほどの一打に。この間にランナーが二人生還して、3度目の正直でついに仙台育英は2点を先制した。
会心の当たりでライトオーバーのツーベースヒットを放った尾形に対し視聴者は「上手くすくったなー」「距離やばっ」「シンプルにうめぇ」と尾形の打撃技術を褒めるコメントが目立った。
画像提供：バーチャル高校野球
8月23日 決勝のハイライト動画
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『熱闘甲子園』動画一覧
8月6日(日)の開幕戦から決勝まで無料配信！ キャスターは古田敦也氏、斎藤佑樹氏、ヒロド歩美氏が務めます。
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