【MLB】エンゼルス4-18レイズ(8月19日・日本時間20日/アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場。ハリケーンの接近で急遽ダブルヘッダーとして行われたレイズとの第2試合目で、内野手エスコバーが今月2度目の緊急登板をする一幕があった。44.8マイル(72キロ)のスローカーブがコースから外れ、避ける気のない打者に当てて死球となる場面に、球場のファンからは失笑が起こり、打者も困惑する他なかった。
この試合、エンゼルス投手陣が早々に崩壊。先発したサンドバルが5回途中6失点でノックアウトされると、2番手のバリアも3本のアーチを浴びて9失点。さらには3番ハーゲットも2失点と、8回が終わった時点で18点を挙げられる屈辱的な展開となってしまった。
頼みの綱の大谷は、8回裏の第4打席で痛烈なツーベースヒットを放ってチャンスメイクし、続くドルーリーが3ランを放つも13点差では時すでに遅し。9回表は14日(同15日)のレンジャーズ戦でも登板したエスコバー内野手が再びマウンドに上がった。
先頭打者のバサベには、37.4マイル(60キロ)のカーブを打たれて出塁を許してしまう。続くジョシュ・ロウにも同様にスローカーブから入ると、2球目も44.8マイル(72キロ)の同じ球種を放り込む。
だがこのボールは、打者めがけて一直線。あまりの遅さにロウはまったく避ける気配がなく、突き出したおしりにポコっと当たる死球となった。まるで草野球のような場面に「ごめんなさいしてね」「さすがに当たっても怒らない」「打者も困惑」「ポコ」「ヒリヒリする試合や」と、ファンはもはや苦笑するしかないといった様子。
敗戦投手としての出場は気の毒だったが、この日のエスコバーも60〜70キロ台のスライダーやカーブが冴え(?)、猛打爆発のレイズ打線を翻弄し、登板した投手陣より少ないわずか1失点に抑えてみせた。前回は、ツインズ時代の2016年に初登板して以来、7年ぶりのことだったというが、今月早くも2回目のマウンドへ。今季、故障者が続出したエンゼルスの救世主として6月に加わったユーティリティプレーヤーも、敗戦処理のためにやってきたわけではないはずだが……。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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