8月9日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対オリックス・バファローズの一戦で、ゲリラ豪雨による中断など不運な状況に見舞われながらも気持ちを切らさず、“魔球”を駆使する投球で好投し、7勝目を挙げたオリックス・宮城大弥に、野球ファンのからの注目が集まっている。
【映像】ボールが見えない!突然のゲリラ雷雨がエグすぎる
初回からいきなりの豪雨に見舞われたこの試合、1回裏のマウンドに立ったのは、宮城。宮城は中継映像も霞んで見えるような強い雨足の中で、ロジンバッグの粉を強めにつけながらの投球でありながらも、順調に2死をとることに。しかし2死走者なしの場面で、3番・石川慎吾が放った平凡なライトへの飛球を、あまりに強い雨のせいで、オリックスのライト・野口智哉が見失い、2ベースヒットとしてしまうことに。野球解説者・里崎智也氏も「これはもう、100パー中断するレベルの雨」(『バズ!パ・リーグ』8月18日放送/ABEMA)と語る“雨のせい”で、いきなり先制点をとられかねない場面に。しかも、ここでようやく審判団が試合の中断をコール。宮城にとってはあまりに不運なマウンドとなった。
本来であれば、こうした状況となると、投手はメンタル面を含め、コンディションを良い状態で保つことが難しくなるものだが、ほどなくして試合が再開した後も宮城は、“マイペース”で好投。雨もやみ、変化球の微妙なコントロールも可能となった2回からは、90km/h台のスローカーブを効果的に使う投球で打者を幻惑。6月18日以来、52日ぶりとなる今季7勝目を挙げるとともに、改めてそのタフなメンタルを印象付けることとなった。
こうした宮城の投球に、指揮官である中嶋聡監督は「なかなか集中力を保つのは難しいかもしれないですけど、それをよく頑張ったと思います」と称賛。また、ネット上の野球ファンからは「よう投げきったよ宮城くん。。お疲れ様でした。」「宮城の勝ちは簡単じゃないよな。ちゃんと投げきった結果たよ。」「あの雨の中の悪い流れを無失点で抑えてくれた時から今日は勝てるかなとワクワクしたよ!」「本人は納得した勝ちでは無かったのかも知れないが、それでも雨の中ナイスピッチングだった」「とにかく宮城に勝ちがついたのは大きい」「宮城濡れながら野口待ってるのイケメンすぎる」「悪条件のマウンドで6回まで無失点で投げてくれた宮城も、宮城に大量援護点をプレゼントした打線もナイスだった!!」といった称賛の声を中心に、様々な声が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』