これがMLBの新・怪物だ！デラクルーズが見せた異次元のスピードにファン驚愕「陸上でメダル取れそう」「世界陸上行ってくれ」「リアルピノ」

【MLB】エンゼルス3−4レッズ（8月22日・日本時間23日／アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手が「3番・DH」でスタメン出場した試合で、レッズのスーパースター候補デラクルーズが躍動した。5回にスティアーのレフトへの当たりで一塁から一気にホームインした場面では、デラクルーズのあまりの足の速さに実況も解説も視聴者も皆が驚きを隠せない様子だった。

【映像】まさに”怪物”！一塁からホームまで驚きの速さで駆け抜けたデラクルーズ

　今年6月にメジャーデビューしたばかりのデラクルーズは、パワーとスピードを兼ね備えた驚異的な身体能力で将来が嘱望される21歳。今季すでに10本塁打・20盗塁を記録し、史上5番目の若さでサイクル安打も達成。7月8日（日本時間9日）にはヒットを打って出塁すると、続く打者1人の間に二盗、三盗、本盗と立て続けに決める離れ業でファンの度肝を抜いた。

　この日も3-1とエンゼルス2点リードで迎えた5回、2死二、三塁の場面でファーストゴロを放つと、デラクルーズのスピードに焦ったのかファーストのシャヌエルが痛恨のエラー。この間に2者が還り試合は振り出しに戻った。デラクルーズは初回から今季20個目の盗塁に成功するなどその驚速ぶりを披露しており、解説を務めた川崎宗則氏も「間違いなく焦りましたね。見てください、ここからの加速。目に入ってますので。これがデラクルーズのパワーですね」とエラーの原因を分析した。

　さらに驚きのシーンがこの後訪れる。続くスティアーが三塁線を破るヒットを放つと、デラクルーズは一塁から激走。打球はフェンスに達することなくレフトのグリチックが追いつきグラブに収めたが、捕球したときにはデラクルーズはすでに三塁を周ろうとしており、バックホームも及ばず悠々セーフ。レッズに逆転を許してしまった。デラクルーズのあまりの足の速さに、ファンからは「おいおいおいおい」「速すぎww」「世界陸上行ってくれ」「どんだけ速いんや」「陸上選手並みやな」「リアルピノww」「デラクル見てるだけで楽しい」と驚きとも呆れともつかないコメントが殺到。川崎氏も「歩幅がでかいし回転が速い。打球は抜けておらず、レフトも（中継の）ショートも最高のプレーをしているんです。世界の野球選手で帰ってこれるのはデラクルーズだけでしょ」と絶賛した。

　大型内野手であるデラクルーズは守備でも驚きの強肩を見せるなど活躍している。明日はダブルヘッダーの第1試合に、大谷が自身11勝目をかけて今季23度目の二刀流のマウンドに上がる。大谷の投打の躍動だけでなく、“怪物”同士の対決にも注目したい。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）