【第105回全国高校野球選手権記念大会】慶応8-2仙台育英(決勝・第14日・甲子園)
慶応が夏連覇を目指した仙台育英に勝利し、第2回大会(1916年)以来、実に107年ぶりの優勝を果たした。史上7校目の連覇を狙った仙台育英に対し、慶応は1回に先頭の丸田湊斗選手(3年)がライト越えに大会史上初となる決勝での先頭打者弾で先制。その後も三塁側から響く大声援に背中を押されると5回には打者一巡の猛攻で5得点。守っては先発の鈴木佳門選手(2年)が試合を作り、2番手にはエース小宅雅己選手(2年)が登板。がっちりとリードを守り切った。常に笑顔を絶やさない「エンジョイベースボール」を掲げ、大会でも戦うごとに強さを増したチームが、爽やかに頂点まで駆け上がった。