ち、ちくしょー！スリーベースならず走塁失敗でガックシ　ベースを叩きつけて悔しがる姿に「欲張りさんめ」ファンも優しく諭す

【MLB】ブルージェイズ3－5オリオールズ（8月24日・日本時間25日／ボルチモア）

　悔しさのあまりベースを叩く姿に、どこか哀愁が漂っていた──。藤浪晋太郎投手が所属するオリオールズと対戦したブルージェイズは、終盤にスリーベースヒットを放ったと思ったが、ヘッドスライディングの末、タッチアウト。ファンからは「ツーベースでよかったのに」「欲張りさんめ」と諭されたが、当の選手はその場にうずくまって失意に暮れていた……。

【映像】スリーベースならず、絶望的に悔しがるシーン

　そのプレーが起こったのは7回表のブルージェイズの攻撃のことだった。2点ビハインドで迎えたとはいえ、前のイニングで1点を返して追い上げムードだったブルージェイズは、この回も得点を取って食らいついていきたい場面だ。先頭打者のチャップマンはオリオールズ先発のギブソンのスライダーに手が出ず見逃し三振。1死走者なしという場面でジャンセンが打席に入った。

　ここまではサードゴロ、ショートゴロといずれも打ち損じていたジャンセンだったが、この打席はカウント1－1から内角に食い込んできた3球目のシンカーを捕らえると、打球はセンターバックスクリーンへ一直線に伸びていった。

　あわや本塁打かとも思われ打球だったが、惜しくもスタンドには届かず。この打球を追いかけていたレフトのヘイズはフェンスに当たったボールを追い越してしまい、代わりにセンターのマリンズが捕球するという形で打球処理に少々もたついてしまっていた。

　オリオールズの守備の綻びを確認したジャンセンは、セカンドベース近くで緩めていたランニングから再び加速。三塁を狙って猛ダッシュを見せたが、ここでマリンズがサードへ好返球。ヘッドスライディングを見せてセーフにしようとしたジャンセンだったが……惜しくもサードのウリアスにタッチされてアウト。記録はセンターオーバーのツーベースヒットとなったが、無念の走塁死となってしまった。

　悔しそうに三塁ベースを叩くジャンセンを見たファンは「欲張りさんめ」「ツーベースでよかった」とジャンセンのハッスルプレーを評価しつつ、優しく諭すようなコメントが目立った。

　この日、ア・リーグ東地区3位のブルージェイズと対戦したオリオールズは、藤浪の登板はなかったものの、サンタンデールの2ランなどで5点を奪い、5－3で勝利。ア・リーグ東地区首位の座をガッチリとキープした。

（ABEMA『SPORTSチャンネル』）