TVアニメ『【推しの子】(おしのこ)』は、2023年春アニメとして放送されました。第1話は90分拡大版で制作され、テレビ放送の前に全国の映画館でも上映されています。
『【推しの子】』の原作は同名のマンガです。シリーズ累計発行部数2200万部を突破したマンガ『かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』作者の赤坂アカ(あかさか アカ)氏と、ドラマ化&アニメ化されたマンガ『クズの本懐』作者の横槍メンゴ(よこやり メンゴ)氏がタッグを組んで連載しています。
この記事ではアニメ『【推しの子】』に登場するアイドルグループ・B小町(ビーこまち)にスポットを当て、B小町のメンバー名や解散理由などをまとめています。
目次
- アニメ『【推しの子】』のあらすじは?
- アニメ『【推しの子】』に登場するB小町とは?
- B小町のメンバーは誰?センターで歌っているのは?
- アニメ『【推しの子】』B小町の解散理由は?
- アニメ『【推しの子】』B小町の楽曲一覧
- アニメ『【推しの子】』B小町のライブシーンは何話?
- B小町の声優陣による音楽ライブは開催される?
- まとめ
アニメ『【推しの子】』のあらすじは?
アイドルグループ「B小町」のアイ(星野アイ(ほしの あい)を応援している雨宮吾郎(あまみや ごろう/ゴロー)は、産婦人科医として働いていました。ある日、診察に来た妊婦がアイだと判明し、推しの妊娠にショックを受けますが、世間に公表せずに子供を産むと言うアイの力になることに決めます。しかし、アイの出産予定日にゴローは殺されてしまい、気がつくとなぜかアイの子供に転生していました。
アニメ1期のオープニングテーマのYOASOBI(ヨアソビ)の「アイドル」は、ストリーミングの累計再生数が史上最速で3億回を突破しています。エンディングテーマは、4人組のロックバンド・女王蜂(じょおうばち)の「メフィスト」です。
アニメ『【推しの子】』に登場するB小町とは?
B小町は元々、主人公のアクアとルビーの母親であるアイが所属していたアイドルグループでした。アニメ第1話冒頭時点では、B小町は結成4年目のアイドルグループで、じわじわと人気を獲得してメディアへの露出も増えていると紹介されています。
絶対的エースと言われていたアイが映画やバラエティで活躍したこともあり、第1話終盤ではドームでライブが開催されるほどの人気グループになりました。
十数年が経過した第2話では、B小町はすでに解散していて、後にルビー達がアイドル活動をする際にB小町を襲名しています。アイがいた頃のB小町と区別するために、ルビー達は「新生B小町」と呼ばれることもあります。
グループ名の由来は?
作品内ではB小町のグループ名の由来は語られていません。アイの時代のB小町のメンバーを集めたのは苺プロの元社長・斉藤壱護(さいとう いちご)なので、壱護がB小町という名前をつけた可能性もあります。
『【推しの子】』ファンの中には、原作者の名前が赤坂アカ氏なので、実在するガールズバンド「プリンセス プリンセス」の旧バンド名「赤坂小町」をもじってB小町にしたのではないかと考察している人もいるようです。
2023年9月時点では、B小町のグループ名の由来は明らかになっていないため、今後『【推しの子】』のファンブックや赤坂氏のインタビューなどでグループ名の由来が語られることがあるかもしれません。
B小町のメンバーは誰?センターで歌っているのは?
B小町は、アニメ第1話に登場するアイが所属していたグループと、十数年後(第2話以降)にアイドル活動を開始したルビー達が襲名した新生B小町の2つのグループがあります。
この項目では、アイが所属していた頃のB小町メンバーと、ルビー達が襲名したB小町のメンバーやセンターついて記述します。
アイの時代のB小町メンバー
芸能事務所・苺プロ元社長の壱護にスカウトされたアイと、苺プロ所属の中学生モデル達で結成されました。アニメ第1話でB小町が歌番組に出たシーンではアイを含めて7人組として描かれていましたが、第2話でルビーがB小町の解散を回想するシーンでは4人になっています。
他のメンバーは第1話に登場した入院患者のさりなのセリフで、めいめい、ありぴゃん、きゅんぱんという名前のメンバーがいたことが判明しています。また、原作者の赤坂氏が書き下ろした小説「45510」にて、高峯、ニノ、渡辺という名前のメンバーがいたことが分かりますが、この3人はめいめい、ありぴゃん、きゅんぱんと同一人物なのか、別人なのは不明です。
小説「45510」では、化粧品を盗むなどしてアイに嫌がらせをした人物が契約解除されたというエピソードもあるため、メンバーの入れ替わりがあった可能性があります。
B小町の絶対的センターはアイで、アイ役を演じている声優は高橋李依(たかはし りえ)さんです。アイ以外のB小町メンバーが話す場面もありましたが、第1話のエンディングではアイ以外のB小町メンバーの役名クレジットがないため、声優は分かっていません。
ルビーの時代の新生B小町メンバー
新生B小町のメンバーは、アイの娘のルビー、元天才子役の有馬かな(ありま かな)、インフルエンサーのMEMちょ(めむちょ)の3人です。
アニメ第9話で、センターを誰にするのか3人で話し合いをしている時には、かなは自分がセンターになることを嫌がっていました。そこでB小町のセンターを決めるために、ルビーとMEMちょがカラオケで対決することになりますが、どちらも歌が下手だったため、最終的に一番歌が上手かったかながセンターになりました。
新生B小町メンバーの声優は、ルビー役の伊駒ゆりえ(いごま ゆりえ)さん、かな役の 潘めぐみ(はん めぐみ)さん、MEMちょ役の大久保瑠美(おおくぼ るみ)さんです。
ユニット名を「B小町」にした理由
ルビーらで結成したアイドルグループのユニット名を「B小町」にした理由について、ルビーが第21話で明かしています。
1つはアイが叶えるはずだった願いを引き継ぐため。もう一つは、ルビーの前世・天童寺さりな(てんどうじ さりな)の担当医だった雨宮吾郎(あまみや ごろう/ゴロー)に見つけてもらいやすくするためです。
物語で描かれているとおり、ゴローは第1話で既に死亡してアクアに転生していますが、ルビーはこのことを知りません。
アニメ『【推しの子】』B小町の解散理由は?
アイがセンターだった頃のB小町は、第1話冒頭時点で結成4年でメディアの露出も増えたアイドルだと説明されています。
アイがアクアとルビーを出産して復帰してからはそれまで以上に人気を集めていって、ドーム公演が決定するほどの人気グループになりました。しかし、ドーム公演当日にアイが殺されてしまい、ライブは中止になります。
アニメ第2話のルビーのナレーションで「アイというスターを失ったB小町は2年後に解散」と説明されています。アイがいなくなった事が大きな理由だと思われますが、アイの死亡後に苺プロの元社長の壱護が失踪したことも解散理由の1つなのではないでしょうか。
アニメ『【推しの子】』B小町の楽曲一覧
アイの時代のB小町の楽曲は「STAR☆T☆RAIN -アイ Solo Ver.-」「サインはB -アイ Solo Ver.-」「HEART's▽KISS -アイ Solo Ver.-」があります。劇中ではB小町の楽曲として披露されましたが、タイトルに「アイ Solo Ver.」とあるようにアイがソロ歌唱しています。
ルビー達新生B小町が歌唱した楽曲は「STAR☆T☆RAIN -New Arrange Ver.-」「サインはB -New Arrange Ver.-」「HEART's▽KISS -New Arrange Ver.-」です。曲はアイが歌っていた楽曲と同じですが、アレンジが変更されています。
アイがソロで歌唱した3曲はアニメ「キャラクターソングCD Vol.1」に収録、新生B小町が歌う3曲は「キャラクターソングCD Vol.2」に収録されています。
デジタルシングルとして配信されている「キャラクターソングCD Vol.2.5」には、新生B小町のルビー、かな、MEMちょが「STAR☆T☆RAIN」「サインはB」「HEART's▽KISS」の3曲をそれぞれソロ歌唱したバージョンが収録されます。
アニメ『【推しの子】』B小町のライブシーンは何話?
アニメ第1話では、アイがセンターだった時のB小町のライブシーンが何度か描かれています。B小町としてのライブシーンになりますが、歌唱した楽曲は全て「アイ Solo Ver.-」と記載されています。
第1話で披露した楽曲は「STAR☆T☆RAIN -アイ Solo Ver.-」「サインはB -アイ Solo Ver.-」「HEART's▽KISS -アイ Solo Ver.-」の3曲。
ルビー、かな、MEMちょの新生B小町のライブシーンは、1期の最終話である第11話で描かれました。ジャパンアイドルフェスで「STAR☆T☆RAIN -New Arrange Ver.-」「サインはB -New Arrange Ver.-」の2曲を披露しています。
B小町の声優陣による音楽ライブは開催される?
『マクロス』シリーズや『アイドルマスター』シリーズのように、劇中のキャラクターが歌った楽曲を、演じた声優や歌手が披露する音楽ライブが開催される場合があります。
B小町の声優陣による音楽ライブの情報は発表されていませんが、2023年11月26日(日)に開催された『【推しの子】』のスペシャルイベント「苺プロダクション☆ファン感謝祭2023」では、声優陣による朗読劇やライブが行われました。ライブコーナーのセットリストは下記になります。
・高橋李依さん(アイ役) 「アイドル」
・潘めぐみさん(有馬かな役) 「Full moon…!」
・潘めぐみさん(有馬かな役)、Lynnさん(ミヤコ役)、村田太志さん(村田太志さん)、大塚剛央さん(アクア役)、石見舞菜香さん(黒川あかね役) 「ピーマン体操」「ぴえヨンブートダンス」
・高橋李依さん(アイ役) 「HEART's♡KISS」
・新生B小町(伊駒ゆりえさん(ルビー役)、潘めぐみさん(有馬かな役)、大久保瑠美さん(MEMちょ役)) 「STAR☆T☆RAIN」
・新生B小町、高橋李依さん(アイ役) 「サインはB」
まとめ
アニメ『【推しの子】』に登場するB小町は、第1話で主人公の母親のアイが所属していたアイドルグループです。第2話ではすでに解散していましたが、アイの娘のルビーがアイドル活動をする際にグループ名をB小町にしました。
アイの時代のB小町は、アイがセンターを務めています。ルビーの時代のB小町は、元天才子役の有馬かながセンターです。
アニメ1期でB小町のライブシーンが描かれているのは、第1話(アイの時代)と第11話(ルビーの時代)です。
※楽曲「HEART's▽KISS」の▽は、正式にはヌキのハートマーク
(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
アニメ『【推しの子】』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイ(タップで動画へ) | 見どころ |
---|---|---|
1 | Mother and Children | アイの愛、圧巻の作画 |
2 | 三つ目の選択肢 | 見事な重曹の舐めっぷり |
3 | 漫画原作ドラマ | ワルカッコいいアクア |
4 | 役者 | 『今日あま』作者の涙… |
5 | 恋愛リアリティーショー | 色々とガチなぴえヨンダンス |
6 | エゴサーチ | 眼前で検索ワード読上げの暴挙 |
7 | バズ | あかねの壮絶な演技力… |
8 | 初めて | アクア、1話で3人オトす |
9 | B小町 | 本気が過ぎるかなPV |
10 | プレッシャー | ぴえヨンの地声、ガチイケボ |
11 | アイドル | 赤子の頃と変わらぬオタ芸 |
12 | 東京ブレイド | 姫川とかな、迫真の掛け合い |
13 | 伝言ゲーム | 原作者、脚本家にバチギレ |
14 | リライティング | 師匠と弟子の修羅場 |
15 | 感情演技 | ホラーすぎるゴローの影 |
16 | 開幕 | 迫真の「一緒に殺してあげる」 |
17 | 成長 | メルト覚醒! |
18 | 太陽 | ホラーみ溢れるあかね |
19 | トリガー | かな覚醒の瞬間 |
20 | 夢 | アイが死ななかった世界 |
21 | カイホウ | アクアの目から星が消える |
22 | 自由 | アイの墓に現れたカミキ |
23 | 再会 | ルビー、故郷で絶望の対面 |
24 | 願い | ルビーが見せた漆黒の意志 |