大谷翔平、右肘故障後初試合は2打数1安打3四球千賀滉大とのメジャー初対戦は二塁打の大谷に軍配

【MLB】メッツ1－3エンゼルス（8月25日・日本時間26日／ニューヨーク）

　エンゼルスの大谷翔平投手は「2番・DH」で先発出場し、メッツ先発の千賀滉大投手と初対決。大谷は右肘の靱帯損傷発覚後初の試合出場とあり、大注目の中で打席に立った。第2打席で強烈なライト越えの二塁打を放つなど、打者として初の試合出場は2打数1安打3四球の内容だった。

【映像】大谷翔平、メジャーで千賀滉大を打ち崩した瞬間

　大谷は、“二刀流”として先発した23日（日本時間）の対レッズ戦の登板を2回途中で降板。試合後の検査の結果、右ひじの靱帯を負傷したことで今季の投手起用は終了となった。その後、残り試合は野手としての出場になることを発表。投手として投げないとはいえ、故障した箇所を考えると、今後のプレーにどう影響するかが大いに注目されていた。

　そんな中で迎えた敵地・メッツ3連戦の初戦では、2番・DHで先発出場。初回に大谷が第1打席に立つと、場内からはどよめきと大歓声が沸き起こっていた。注目の日本人対決、初回はバットを振ることなく四球で出塁した。

　3回表、無死一塁で迎えた第2打席は千賀との2度目の対決に。カウント1-2と千賀の有利で迎えた4球目、真ん中低めのカットボールを大谷がうまくすくい上げると、打球はライナー性でライトへと伸びて長打に。記録はライトオーバーのツーベースヒットとなり、千賀からはメジャー2打席目の対決を制した。

　3度目の対決となった第3打席は、千賀からこの試合で2つ目の四球を選ぶことに。千賀は自慢のゴーストフォークが冴え渡ったが、6回2/3を投げて105球、被安打4、2失点という内容で降板となり、大谷とのメジャー初対戦は1打数1安打2四球だった。

　大谷は4打席目は無死走者なしから3球目を打ち、激走もファーストゴロに。9回の第5打席では申告敬遠と勝負を避けられ、右肘の靱帯損傷発覚後、初の試合出場となったこの日は、2打数1安打3四球の内容で終えた。

　チームは3回の大谷の二塁打を皮切りに、3番ドゥルーリーがライトへの犠牲フライを放ちエンゼルスが先制。続く4番ムスタカスもセンターへのタイムリーヒットで2点目を奪った。3回裏にはメッツのリンドアが24号ソロアーチを描いたが、9回にも1点を奪い3連戦初戦を白星で飾った。

（ABEMA『SPORTSチャンネル』）