藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)の八冠独占への挑戦が大きな話題になっている王座戦五番勝負。第1局が8月31日に行われたが、王座5連覇を目指す永瀬拓矢王座(30)が150手で勝利した。藤井竜王・名人がプロデビューして間もないころから研究パートナーとして切磋琢磨してきた実力者が、日本中が注目するシリーズの初戦を制したことで、今後の展開もさらに注目度が上がりそうだ。戦型は「角換わり」の熱戦だったが、永瀬王座は別のところでも“勝負手”を放っていた。それが「将棋めし」。名宿・元湯陣屋の名物である「陣屋カレー」に豪華な伊勢海老をオプションにつけたものを、昼食・夕食で2連発し、将棋ファンの話題を一気にさらっていった。