8月23日(日本時間24日)にエンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムで行われたロサンゼルス・エンゼルス対シンシナティ・レッズとのダブルヘッダー第1試合で、2回途中で緊急降板。右肘の靱帯損傷を知りながらも、第2試合で先発出場を果たしたエンゼルス・大谷翔平の“胸中”について、元・MLBプレーヤーの川﨑宗則氏が推察する形で語った。
【映像】弁償!?大谷の電光掲示板破壊弾
8月28日放送の『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)に、元・MLBプレーヤーの川﨑宗則氏が出演。前出のダブルヘッダー第2試合では、大谷が右肘の靱帯損傷が判明したにもかかわらず、「今夜もプレーしていいのか?今夜もプレーしたい」と、強行出場を自ら志願していたことなどがスタジオで紹介されると、川﨑氏は「翔平さんはホームランキングになりたいんですよ。もうこれはたぶんですね、(緊急降板となった第1試合で)自分が投げる、先発ピッチャーするときから、それを考えていたと思います。バッティングのことに比重を置いてます。それがあっての、今回、バッティングの調子が悪かったっていうのも、投げることっていうのを案外抑えちゃったんですよ。出力を抑えた。これはもう自分が10勝していることよりも、今43本。43本打ってるこの中で、ホームランキングを絶対獲りたいなという。(シーズン終了までの間に)あと150打席立ちたいという。」と、大谷にとっては本塁打王獲得への並々ならぬ思い入れがあると、その胸中を推察する形でコメントした。
続けて川﨑氏は、既に大谷の独走状態ともいえる本塁打部門でのタイトル獲得について、「(大谷は本塁打王になることを意識してプレー)してます。初めてタイトルなんですよ。翔平さんが日本ハムから(MLBに)入って初めて。タイトルというのがあるんですね。たとえば盗塁王、首位打者…そういうタイトルが、初めて翔平さんのタイトルは、ホームラン王を狙ってる。今も、自分がトップなんですよ。初タイトルです。これはもう野球選手だったら、野手だったら絶対獲りたいんです。」とコメント。NPB時代には、最多勝利(2015年)、最優秀防御率(2015年)、最高勝率(2015年)と、投手として、レギュラーシーズンでのタイトルを獲得している大谷だが、これまでMLBでは、新人王(2018年)やシーズンMVP(2021年)、シルバースラッガー賞(指名打者部門/2021年)などでの受賞・表彰はあるものの、主要部門で無冠であることを踏まえ、大谷にとっての“初タイトル”として、本塁打王獲得に意欲を燃やしているとした。
(『ABEMAスポーツタイム』)