【MLB】エンゼルス3-10オリオールズ(9月6日・日本時間7日/アナハイム)
大谷翔平投手が所属するエンゼルスに、ムードメーカーが帰ってきた。この日からフィリップス外野手がメジャー復帰しチームに合流。右脇腹を痛めた大谷は3試合連続でベンチスタートとなったが、フィリップスは「9番・センター」で昇格即スタメン出場した。フィリップスといえばホームランを打った選手に兜を被せる役を務めていたことでも知られているが、3回に早速味方がホームランを放ち、そのチャンスが訪れた。
0-5と劣勢で迎えた3回のエンゼルスの攻撃は、2死三塁で3番レンヒーフォが打席に入った。レンヒーフォは4球目にきた低めのボールをすくい上げると、打球はライトスタンドへ。2点を返すホームランとなり、レンヒーフォがベースを周りベンチに戻ってきた。しかしこの場面、三塁ランナーとして塁にいたのが四球で出塁していたフィリップス。先にホームインしてレンヒーフォを迎えたフィリップスは、当然兜を準備する時間はなく、兜係はフィリップスが降格した後新たな兜係となっていたボールボーイが務めた。
明るいキャラクターとハッスルプレーで人気のフィリップスの復帰を喜ぶファンは多く、この日も試合開始当初からSNS上には「フィリップスおかえりーー!」「フィリップスが試合出てる!」「見てると元気出る」といった声が見られた。そしてレンヒーフォのホームランの際には「フィリップスさん、出番よ~」と期待するコメントが上がったが、今回は出番なし。「塁上にいたので、久しぶりに兜を渡す係をできなかったのは、ちょっと残念」「フィリップスの兜onが見たかった」など残念がる声が多く見られた。
チームも低迷を極め、この試合も大量リードを許す展開だったこともあり、兜セレブレーションで笑顔は見られなかった。それでも、フィリップスは守備でセンター前への打球をスライディングで好捕するファインプレーを見せたり、右中間への大きな当たりにアウトにはできなかったがダイビングキャッチを試みたりするなど、チームを鼓舞するような躍動を見せた。9年ぶりのプレーオフは絶望的となったが、ファンに喜んでもらい、前向きにプレーするためにも、フィリップスのような存在は必要なのかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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