将棋の伊藤園お~いお茶杯王位戦の予選が9月8日に行われ、伊藤匠七段(20)が勝又清和七段(54)に勝利し、3回戦進出を決めた。次戦は永瀬拓矢王座(31)対本田奎六段(26)戦の勝者と対戦する。
竜王挑戦者で10月6日に藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)と七番勝負を戦う伊藤七段が、2期ぶり2度目の王位リーグ入りに向けて前進した。本局は、伊藤七段にとって今期の王位戦初陣。経験豊富な勝又七段を相手に、相掛かりの出だしから細かな駆け引きを経てじりじりとした展開へと発展した。
伊藤七段は後手の陣形が乱れたところから流れを引き寄せると、相手の飛車が待ち構えているところへ歩を突きだす強気な一手ののち強く踏み込んでいく。終盤では激しい攻め合いとなったが、一気に寄せ切って鮮やかに勝利を手にした。
この結果、伊藤七段が3回戦に進出。リーグ入りにはあと3勝が必要な険しい道のりながら、好調の勢いそのままに永瀬王座ー本田六段戦の勝者との3回戦に臨む。
(ABEMA/将棋チャンネルより)