9月3日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対オリックス・バファローズの一戦で、6回1/3を投げて自責点0の好投で今季4勝目を挙げたオリックスの育成出身投手・東晃平が野球ファンの間で話題となっている。
【映像】ボールが消えた!急落する「山本由伸直伝カーブ」
この日、先発した東は、序盤から150km/h台の伸びのあるストレートに加え、キレの良いカットボールやストレート、さらにはエース・山本由伸を彷彿とさせるカーブを織り交ぜる多彩な投球で日本ハム打線に付け入る隙を与えず、7回に味方エラーを機に1点を失うまではピンチらしいピンチもないという、危なげない投球を披露。今季はまだ7試合の登板で、先発も5度目であったものの、既にローテーションの一角を担うに相応しい堂々たる内容の投球となった。
9月8日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)では、改めてこの東による好投をVTRを交えつつ降り返る形となったが、その際に野球解説者のG.G.佐藤氏は、「東投手。規格外でデカいですね。スケールがね。いいピッチャーですよね。まだいましたか、こんなピッチャーが。」と、そのスケール感を含めて絶賛。その上でG.G.佐藤氏は、「カーブよく曲がってますよね。山本由伸投手に習ったみたいな話も、聞いたんで。ストレートもいいし、カーブもいいしね。上背もあるんでね、斉藤和巳さんに似てるような。”上から投げ下ろし系”のピッチャーですよね。」と、最多勝2回の“レジェンド投手”として知られる元・福岡ソフトバンクホークスの斉藤和巳氏(現・ソフトバンクコーチ)になぞらえる形で、そのポテンシャルの高さを称賛する形でコメントした。
東といえば、2017年の育成ドラフトを経て入団後、怪我に悩まされつつも、ウエスタンで地道に実戦経験を積み、昨季にはその努力が実る形で、“育成の盟友”ともいうべき宇田川優希とともに支配下登録を勝ち取ることに。しかしその前年にあたる2021年には、支配下登録へと至らなかったことから、規定により、一度自由契約に。そこから再契約しての支配下登録、そして、今季後半戦からのブレイクとなった。なお、この試合で、前出の宇田川は、東の後を受け、日本ハム打線の反撃を絶ち、東の4勝目をアシストするとともに、自身もきっちりとホールドを記録している。
こうした“再起の苦労人”ともいうべき東のブレイクに、ネット上の野球ファンからは「カーブの握りといい軌道といい由伸っぽさがある。舞洲で伝授されたんかな」「この親指で切るカーブは由伸とペータしか投げてなかったけど、東も完全にマスターしてるな。」「カーブえっぐと思ったら、山本と同じリリースの仕方してるんや!よくみたらスライダーのリリースも同じや」「東晃平 4勝0敗 防御率1.89 シーズン後半に出てきてこの活躍は神すぎる」「東はピンチにも動じないハートの強さを感じる。」「東は本当にオリックスが育成したと言える投手だな」といった様々な反響が寄せられている。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)













































