<大相撲九月場所>◇二日目◇11日◇東京・両国国技館
序二段六十六枚目・朝童子(高砂)が序二段六十六枚目・信正道(山響)の勇み足により行司軍配差し違えの末に今場所初白星を挙げた一番で、審判員の親方の「勝負あった」の一声、さらに「違うよ!」などの鋭い指摘を受け、行司と力士が土俵上で“キョトン”顔を浮かべ、同時に「えっ?」といった様子で振り返る珍しい一幕があった。
低い姿勢から諸手突きで前に出た信正道に対して、その勢いをかわすべく左に変化した朝童子は、時計回りに回転しながら素早く左上手をとると、右も差して万全の体勢に。
一気に前に出た朝童子だったが、信正道が土俵際で右からの投げを打って応戦。これに堪えた朝童子が再び前に出るも、再度、信正道が右からの投げを打つと同時に両まわしをグイッと引いて形勢は逆転した。そのまま寄り切るかと思われた次の瞬間、審判の親方が「勝負あった、勝負あった」と手を挙げた。
何が起こったのか…そんな様子で取組を止めた力士。すると行司も「勝負あり」と言って東方に軍配を上げた。その後、東方の信正道が勝ち名乗りを受けようとすると今度は「違うよ、違うよ!」の指摘が。何が起こったのか理解できない行司と力士が「えっ?」といった様子でキョトン顔を浮かべて親方の方を振り返ると、土俵上で物言い協議が始まった。
取組を中継したABEMAのスロー映像で確認すると、土俵際で右からの投げを打って形勢を逆転した信正道だったが、その際に勢い余って右足が蛇の目の砂を掃いて飛ばしているのが確認できた。
協議を終えると「行司軍配は東方に上がりましたが、東方力士の足が出ており、行司軍配差し違えで西方力士の勝ちといたします」との簡潔明瞭な説明が行われた。珍しい一幕にファンからは「混乱してる」「東西わからなくなるよね」「ドンマイ」といった反応やフォローの声が上がっていた。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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