超ハイレベルの対戦が、時にして見たこともない景色を盤面で描くものだ。将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」本戦トーナメント準決勝・第2試合、チーム藤井とチーム稲葉の対戦が9月16日に放送された。藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)と稲葉陽八段(35)が、第2局で対戦。「相掛かり」の最新形でぶつかった両者だが、終盤に入ったところで全部で4枚しかない桂馬が密集。解説棋士も思わず「桂馬、すごすぎない?」と驚きの声を挙げた。