【MLB】レイズ−エンゼルス(9月19日・日本時間20日/セントピーターズバーグ)
エンゼルスの大谷翔平投手が9月19日(日本時間20日)の試合前、右肘手術を受け無事成功したことを公表した。この日の試合中継では冒頭、2018年に続き今回も大谷の手術の執刀を担当したエラトラッシュ医師のコメントを紹介。どうやら取り沙汰されたトミー・ジョン手術ではなく、新しい形での手術となったようだ。
大谷は8月23日(同24日)に右肘靭帯の損傷及びそれにともなう投手としての今季登板終了を発表。その後も打者としては出場を続けていたが、9月4日(同5日)の試合前に右脇腹を痛めたこともあり、9月3日(同4日)の試合を最後に今季残り試合は欠場となっていた。そしてこの日の試合前、手術を実施し無事成功したことを報告すると、各メディアが一斉に速報として報じている。
この日の試合の中継でも冒頭、このニュースに触れると、手術の種類にも言及。2度目のトミー・ジョン手術となると復帰までの時間がかかるであろうことが懸念され注目されていたが、実況は執刀医は前回手術も担当したエラトラッシュ医師ではあるもののトミー・ジョン手術ではなく、「新しい形となった模様」と表現した。
大谷は「今後何年も二刀流を継続するためにあらゆる方向性を確保したいと考えていた」そうで、「最終的な決断と手術の種類は、全体像に重きを置いた」とのこと。エラトラッシュ医師によると、「ショウヘイと検討した結果、最終的なプランとしては、右肘の寿命をのばすために、問題箇所を修復し、生存可能な組織を追加しながら健康な靭帯を強化するものとなった」という。
エラトラッシュ医師はまた、この手術により大谷は来シーズンの開幕を何の制限もなく打撃を行える状態で迎えることができ、2025年には投打二刀流として復帰できる見込みだとしている。
肘にメスを入れるのは大きなリスクがともなうが、執刀医の心強い言葉に安堵したファンも多いのではないだろうか。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
(c)aflo
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