豊島将之九段VS糸谷哲郎八段 関西の実力者同士が“北の大地”で激突!ベスト4最後の1枠を掴むのはどっちだ/将棋・JT杯
【映像】豊島九段VS糸谷八段 準決勝進出をかけた戦い

 将棋日本シリーズJTプロ公式戦の2回戦第4局が9月23日、北海道札幌市の「札幌コンベンションセンター」で行われ、豊島将之九段(33)と糸谷哲郎八段(34)が対局を開始した。関西を代表するトップ棋士で修行時代から多くの時間を過ごしてきた両者が、“北の大地”で激突。4強最後の1枠を手にするのはどちらか。振り駒の結果、先手は糸谷八段に決まった。

【映像】豊島九段VS糸谷八段 準決勝進出をかけた戦い

 豊島九段は2007年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:9期)で、順位戦はA級以上が7期ある。タイトルは竜王2期、名人1期など計6期獲得し、棋戦優勝も5回ある。2019年には史上4人目となる「竜王・名人」にもなった。語り口調は物静かなことも多いが、将棋は綿密な研究をベースに序盤から積極的な指し手を展開することも多い。JT杯は9年連続9回目の出場で、優勝経験は3回。今期は2期ぶり4度目の優勝を目指す。

 糸谷八段は、2006年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:8期)、順位戦B級1組(A級:5期)。獲得タイトルは竜王1期で、棋戦優勝は新人王戦1回。棋界屈指の早見え早指しで、短い持ち時間のJT杯での躍進にも大注目が集まっている。今期は3年連続6回目の出場。1回戦では広瀬章人八段(36)に勝利し2回戦に進出した。

 両者の公式戦対戦は29局あり、豊島九段の22勝、糸谷八段の7勝。準決勝は藤井聡太JT杯覇者(竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)、永瀬拓矢王座(31)、渡辺明九段(39)の3人が進出を決めており、本局では残り1枠を争う。

 JTプロ公式戦は前年覇者、タイトルホルダー、賞金ランキング上位者から12人が選出されるトップ棋士たちによるトーナメント戦。前年大会では藤井JT杯覇者が最年少の20歳4カ月で優勝。2011年、小学3年当時に同こども大会優勝も飾った思い出の大会で、史上初プロ公式戦との“ダブル優勝”の快挙を達成した。持ち時間は各10分、切れたら1手30秒未満、各5分の考慮時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】2023年度「将棋日本シリーズ」二回戦第四局 豊島将之九段 対 糸谷哲郎八段
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