【MLB】レッドソックス2-3ホワイトソックス(9月23日・日本時間24日/ボストン)
レッドソックスの吉田正尚外野手が「4番・DH」で先発出場し、4回の第2打席に本拠地フェンウェイ・パークの巨大なレフトフェンス「グリーンモンスター」を直撃する二塁打を放った。吉田といえば広角に大きな当たりを打ち分けることができる打撃が持ち味だが、好調時にはこのグリーンモンスターを直撃する「壁ドン」打が多く見られていた。夏から秋にかけて調子を落としていた吉田だが、再びイケメンな流し打ちで、壁ドンの音を本拠地に響かせた。
一時はア・リーグの首位打者争いにも加わっていた吉田。打率は3割台を維持していたが8月、9月と調子を落として、数字はじわじわと後退。特に9月に関しては月間打率が2割を切ることもあり、先発が左投手の際にはスタメンを外れることも増えていた。
既にポストシーズン進出の可能性が消え、吉田にとっては来季につなげるための残り試合になっていたが、9月19日(日本時間20日)のレンジャーズ戦でヒットを放つと、ここからきっかけを掴んだのか毎試合ヒットを積み重ね、前日の試合ではライト、センター、レフトと全方向に打ち分け今季13度目の3安打・猛打賞もマークしていた。
残りわずかなシーズンで、ようやく上向きになってきた吉田のバットから“らしい”ヒットが生まれたのが第2打席。1死から打席を迎えると、3球ファウルで粘った後のフルカウントから外角高めのストレートをきっちり捉えつつ、逆らわない流し打ち。押し込まれることなく弾き返すと、打球はグリーンモンスターの最上部に当たる二塁打となった。
振り返れば、吉田のメジャー1号はこのグリーンモンスターを越えた流し打ちでのもの。さらに春先の好調時は連日のようにガシャン、ガシャンと「壁ドン打」を放っていた。NPB時代から大幅に試合も増え、タフなメジャー1年目を過ごしつつ、大きなケガなどもなくシーズンを終えようとしているが、残り試合でも吉田らしい流し打ちが増えれば、来季に向けたチームの信頼もさらに高まる。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
■大谷翔平 人気記事
・ドジャース(大谷翔平所属)試合日程・時間・放送予定 【2024シーズン】
・大谷翔平 成績・打席結果【2024シーズン】
・大谷翔平 ホームラン成績【2024シーズン】
・ドジャース大谷翔平 年俸推移・予想
・大谷翔平の速報・今日のニュースを見る
■Pick Up
・嫌われない広告とは?「ABEMA」のスポーツ×広告事例から紐解く
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?
・槙野智章氏と考える「スポーツ×マーケティング」の可能性