9月24日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、今季、“7回ゼロ封10奪三振”で今季15勝目を挙げ、3年連続“投手四冠”も現実味を帯びてきたオリックス・山本由伸が野球ファンの間で話題となっている。
パ・リーグ史上初となる“2年連続沢村賞”を獲得した昨季と同様に、今季もここまで“無双”状態を続けている山本は、この試合でも西武打線相手に付け入る隙を与えず。
0-0の同点で迎え4回表のマウンドでは、この回先頭の3番・マキノンからアッサリと3球三振を奪うと、続く4番・中村剛也に対しては、外角低めいっぱいの“手が出ない”コースへの見事なストレートで見逃し三振に。そして3人目の打者となった5番の佐藤龍世に対しては、低めに集める投球で3球三振に。改めて“日本のエース”としての風格を見せつける形となった。
山本といえば、9月29日終了時点で、防御率1.26(1位)、勝利数15(1位)、奪三振数158(1位)、勝率 .714(宮城大弥と同率1位)と、“暫定四冠”となっており、仮に今季四冠となれば、前代未聞の3年連続の投手四冠達成となるが、こうした山本の圧巻の投球にネット上の野球ファンからは「全ての球種でカウントが取れて全ての球種が決め球になる男」「ピンチにも動じない、フィールディングも良い、そして丈夫な体。本当に凄い投手です。」「ストレート40球も放って、平均球速は155km。要所で158連発して、キレキレの変化球を四隅に投げられては打者は手も足も出ませんよ…。」「実績、能力共に球界史上最強の投手かもしれません。」「投げてもフィールディングも人としてももう言うことなし」「寂しいけどメジャーで史上最強投手になって野球界に名を残してほしい」「3年連続4冠の可能性という前人未到の記録なのにこれはただの通過点だろうなと思わせる山本由伸の凄み」といった様々な反響が寄せられている。