【MLB】エンゼルス 7-3 アスレチックス(10月1日・日本時間10月2日/アナハイム)
右ヒジの故障で9月4日(同5日)を最後に今季残り試合を欠場した大谷翔平投手が所属するエンゼルスがアスレチックと対戦。レギュラーシーズン162試合目、今季最後の試合を勝利で飾ったが、チームは73勝89敗の借金16に終わり、9年連続でプレーオフ進出を逃した。一方で大谷は今季も投打で躍動。特に打者としては終盤の約1カ月を欠場しながら44本塁打を放ち、アジア人初のホームラン王獲得を事実上、確定させている。
レギュラーシーズン最終戦となったこの試合は大谷もベンチに姿を現し、チームメイトに声援を送る場面も見られた。今季も”二刀流”で躍動した大谷は打者として打率.304 44本塁打 95打点 出塁率.412 長打率.654 OPS 1.066、投手として10勝5敗 防御率3.14 奪三振167と異次元の成績。打率3割は自身初、日本人メジャーリーガーとしてはイチロー氏、松井秀喜氏に次いで史上3人目。44本塁打はリーグトップで、2021年の46本に次ぐキャリア2位。出塁率、長打率、OPSなども軒並みリーグ1位をマークした。
2018年に日本ハムからエンゼルスへと移籍を果たし、今季で6年目。特に2021年以降の3年間は投打で異次元の結果を残し続けた。2021年にはア・リーグ3位、アジア人最多となるシーズン46本塁打。2022年は史上初となる規定打席&規定投球回到達。そして今季は開幕前に侍ジャパンの世界一に貢献すると、休む間もなくエンゼルスに合流して開幕からほぼフル出場。9月に故障が発覚し、惜しくもシーズン完走とはならなかったが、シーズン最後の1カ月を欠場しながら、投打でトップレベルの成績を残した。
一方で、チームは今季も苦しい戦いに終始した。課題だった投手陣の整備はなかなか進まず、大谷が好投、打者として打点を挙げても後を受けたリリーフが打ち込まれて敗れる「なおエ」は今季も度々見られた。クローザーのエステベスが31セーブを挙げる奮闘も見せたが、チーム防御率はメジャー30球団中25位。それでも夏場まではプレーオフ圏内に踏みとどまり、トレード期限直前には「買い手」に回って積極的な補強を見せたが、そこからまさかの大失速。
大谷の離脱も響き、9月以降はずるずると低迷してしまい9年連続でプレーオフ進出を逃してしまった。
今オフ、大谷はフリーエージェントとなり、その動向は全米の関心事に。来季は打者専念となることも決まっており、”二刀流復活”は2025年まで持ち越しとなったが、「打者・大谷」だけでもメジャートップ選手なのは間違いない。残留か、移籍か……。シーズンが終わっても、大谷が野球界の話題の中心にいることは変わらない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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