今季、日本人プレーヤーとしては初となるア・リーグの本塁打王を獲得したロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平。
10月1日放送の『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では、そんな大谷が放った今季の本塁打のうち、“最も速い本塁打”について取り上げた。
今回、番組で改めて振り返ることとなったのは、6月15日にグローブライフ・フィールドで行われたテキサス・レンジャーズとの一戦でのアーチ。1-6、エンゼルス5点のビハインドで迎えた9回表、1死二塁の好機で、この日の第5打席目を迎えた大谷は、レンジャーズの4番手ウィル・スミスが、カウント1-0から投じた2球目、ほぼ真ん中、150km/hのストレートを逆らわずに振り抜くと、ボールは打った瞬間に高速で左中間方向へと鋭く伸びる一打に。この打球が、瞬く間に左中間スタンドの2階席部分へと突き刺さり、チームに反撃ムードを巻き起こす一打となった。
実はこの時、大谷が放った打球は、左打者による“逆方向弾”としては、MLB史上最速となる186.8km/hという、驚きの速度を記録。昨季は6月25日に行われたシアトル・マリナーズ戦で右中間方向へと放った16号の119・1マイル(約191.7キロ)など、打球速度が速いタイプであることで知られる大谷だが、それは“引っ張り”による右方向へのものだけでなく、この一打のように左方向にも当てはまることを如実に現すことに。
そのため、ネット上の野球ファンからは「もはや人間のカメラマンではついていけないレベルだな」「スタンドの全方向に大谷ホームラン用のカメラを設置せなあかん」「186キロの打球とか想像つかん。ホームランボール捕りにいくのも怖いわw」「今にスタンドに穴開くわ」といった様々な反響が寄せられることとなった。
(『ABEMAスポーツタイム』)