将棋の藤井聡太竜王(名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)に伊藤匠七段(20)が挑戦する第36期竜王戦七番勝負は10月7日、東京都渋谷区の「セルリアンタワー能楽堂」で第1局2日目の対局が行われている。ABEMAの中継には、現地で特別トークショーを担当する渡辺明九段(39)が出演。戸辺誠七段(37)と爆笑トークを展開した。
優れた記憶力が、思わぬ局面を呼び起こした。渋谷区で行われている開幕局には、永世竜王資格保持者の渡辺九段が特別トークショーを担当。合間をぬってABEMAの中継に出演した。スタジオの高見泰地七段(30)に藤井-伊藤戦の印象を問われた渡辺九段は、戸辺七段とともに現局面と今後の展開について解説。歯切れの良い渡辺節で明快な説明を行っていた。
スタジオの高見七段から桂馬を活用した手順を提案されると、戸辺七段は「こういう使い方ってちょっと見えにくいですね」。すると渡辺九段は「藤井竜王、なんかの将棋でこういう桂馬打ってたよね。見たことあるね」。いち早く状況を察知した高見七段から「それ、僕と戸辺さんが副立会でした…(笑)」と触れられると、渡辺九段も今年5月31日・6月1日に長野県高山村に「緑霞山宿 藤井荘」行われた名人戦七番勝負第5局の記憶と結びついた様子で「オレの将棋!?」と声を上げ、苦笑いを浮かべていた。
渡辺九段にとっては藤井竜王にタイトルを奪われる結果となった手痛い一局となったが、明るすぎる自虐トークに視聴者は爆笑。「アレか…w」「面白いけど傷口に塩」「wwwwww」「コント力たけーなw」「最高すぎんよw」「最高に面白い」「全員記憶力オバケだw」と多くのコメントが押し寄せていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)