将棋の藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、21)が10月11日、王座戦五番勝負で永瀬拓矢王座(31)を下し、シリーズ3勝1敗でタイトル奪取に成功、ついに前人未到の八冠独占を果たした。史上最年少14歳2カ月のプロデビューから、圧倒的な強さで将棋界の階段を駆け上がり、羽生善治九段(53)が当時7つだったタイトルを独占して以来、全てのタイトルを手中に収め、紛れもなく頂点に立った。日々研鑽を重ね、対策をしてくる強豪棋士たちの追随を許さない天才だが、中学2年生でプロデビューしてから先手、後手を問わず「飛車先の歩」を突き続けた。