八冠保持者・藤井聡太JT杯覇者が連覇に向けて準決勝に登場 初優勝期す永瀬拓矢九段と10日ぶり“再戦” 決勝進出をかけて対局開始/将棋・JT杯
【中継】藤井竜王・名人VS永瀬九段 注目の準決勝(生中継中)

 将棋藤井聡太JT杯覇者(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が10月21日、日本シリーズJTプロ公式戦の準決勝第1局で永瀬拓矢九段(31)との対局を開始した。本局の舞台は大阪市の「Asueアリーナ大阪」。王座戦五番勝負で大熱戦を繰り広げた両者が、早指し戦で再び激突する。振り駒の結果、先手は永瀬九段に決まった。

【中継】藤井竜王・名人VS永瀬九段 注目の準決勝(生中継中)

 藤井JT杯覇者は、2016年10月に四段昇段。第35期竜王(1組以上:2期)、第81期名人(A級以上:2期)。2023年度は初挑戦した名人戦七番勝負と王座戦五番勝負に勝利し、前人未踏の“八冠独占”の大偉業を達成。現在は3連覇を目指す防衛戦の竜王戦七番勝負に臨んでいる。JT杯覇者として臨む今期は、初戦で菅井竜也八段(31)に勝利
。連覇に挑むべく、準決勝で強敵撃破を狙う。

 永瀬九段は2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:6期)、順位戦A級(A級:3期)。タイトルは王座4期と、叡王1期の計5期。一般棋戦では若手棋戦の新人王戦、加古川青流戦でそれぞれ1回ずつ優勝経験がある。JT杯は4年連続4回目の出場で、2020年度大会で豊島将之九段と決勝戦を戦い準優勝だった。今期は2回戦で山崎隆之八段(42)に勝利。難敵を破り3年ぶりの決勝進出と初優勝を狙いたい。

 両者の公式戦対局はこれまでに20戦で、藤井JT杯覇者の14勝6敗。永瀬九段としては、4期守ったタイトルを譲る結果となった相手とあり、2期ぶりとなるJT杯での激突で何としてでも借りを返したいところだ。将棋界の“ゴールデンカード”とも言える一戦を制し、決勝進出を決めるのはどちらか。

 JTプロ公式戦は前年覇者、タイトルホルダー、賞金ランキング上位者から12人が選出されるトップ棋士たちによるトーナメント戦。前年大会は藤井JT杯が最年少の20歳4カ月で優勝。2011年、小学3年当時に同こども大会優勝も飾った思い出の大会で、史上初プロ公式戦との“ダブル優勝”の快挙を達成した。持ち時間は各10分、切れたら1手30秒未満、各5分の考慮時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】2023年度「将棋日本シリーズ」準決勝第一局 藤井聡太JT杯覇者対永瀬拓矢九段
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