井端弘和(いばた ひろかず)新監督率いる野球日本代表(以下、侍ジャパン)が2023年11月16日から11月19日にかけて東京ドームで「カーネクストアジアプロ野球チャンピオンシップ2023」を戦います。
井端新監督は、自身にとって初陣となるこの大会はどのようなメンバーで臨むのでしょうか。すでに発表されている侍ジャパンのメンバーを確認していきます。
目次
- アジアプロ野球チャンピオンシップ2023のメンバー一覧
- アジアプロ野球チャンピオンシップ2023のメンバーはいつ発表された?
- まとめ
アジアプロ野球チャンピオンシップ2023のメンバー一覧
ポジション | 選手名 | 背番号 | 所属 |
---|---|---|---|
投手 | 早川隆久 | 15 | 楽天 |
投手 | 隅田知一郎 | 16 | 西武 |
投手 | 赤星優志 | 17 | 巨人 |
投手 | 佐藤隼輔 | 19 | 西武 |
投手 | 横山陸人 | 20 | ロッテ |
投手 | 吉村貢司郎 | 21 | ヤクルト |
投手 | 田口麗斗 | 34 | ヤクルト |
投手 | 及川雅貴 | 37 | 阪神 |
投手 | 桐敷拓馬 | 47 | 阪神 |
投手 | 今井達也 | 48 | 西武 |
投手 | 清水達也 | 50 | 中日 |
投手 | 根本悠楓 | 59 | 日本ハム |
捕手 | 古賀悠斗 | 22 | 西武 |
捕手 | 坂倉将吾 | 31 | 広島 |
捕手 | 石橋康太 | 58 | 中日 |
内野手 | 牧秀悟 | 2 | DeNA |
内野手 | 野村佑希 | 5 | 日本ハム |
内野手 | 佐藤輝明 | 8 | 阪神 |
内野手 | 野口智哉 | 9 | オリックス |
内野手 | 門脇誠 | 35 | 巨人 |
内野手 | 小園海斗 | 51 | 広島 |
外野手 | 藤原恭大 | 1 | ロッテ |
外野手 | 森下翔太 | 23 | 阪神 |
外野手 | 秋広優人 | 55 | 巨人 |
外野手 | 岡林勇希 | 60 | 中日 |
外野手 | 万波中正 | 66 | 日本ハム |
日本以外にオーストラリア、チャイニーズ・タイペイ、韓国が参加するアジアチャンピオンシップは代表メンバーに参加資格が設けられています。
その資格は24歳以下(1999年1月1日以降生まれ)、または入団3年目以内です。ただし各チームともオーバーエイジ枠として、29歳以下(1994年1月1日以降生まれ)の選手を最大3名まで選出可能です。もちろんオーバーエイジ枠を使用しなくても構いません。このような参加資格が設けられているために、メンバーは若くてフレッシュな選手が選出されました。
チームの中心となるのは横浜DeNAベイスターズの牧秀悟(まき しゅうご)選手 です。今大会のメンバーの中で唯一、3月に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参加しており、侍ジャパンのトップチームでの実績はナンバーワンです。
井端監督も牧選手には注目しており、会見でも「今季チームの出場全試合(143試合)で4番を務めましたし、良い時も悪い時も変わりがないので」と話し、4番での起用を明言しています。
なお、11月6日にメンバー変更が発表され、オリックス・バファローズの紅林弘太郎(くればやし こうたろう)選手が左第4指手根中手関節炎(靭帯損傷)のため離脱代わって北海道日本ハムファイターズの野村佑希(のむら ゆうき)選手がメンバー入りとなりました。
オーバーエイジ枠は誰?
オーバーエイジ枠では埼玉西武ライオンズの今井達也(いまい たつや)選手、東京ヤクルトスワローズの田口麗斗(たぐち かずと)選手、広島東洋カープの坂倉将吾(さかくら しょうご)選手の3人が選出されました。今井選手は先発投手として、田口選手は抑えとして、そして坂倉選手は捕手としてチームを支える役割です。
田口選手は2017年に行われた前回のアジアチャンピオンシップにも選出されており、唯一の2大会連続出場となりました。また坂倉選手は牧選手と同学年ですが、大卒で入団し今シーズンが3年目だった牧選手と違い高卒で入団しているので、入団7年目です。そのためオーバーエイジ枠での選出となりました。
投手陣は?
4日で4試合を戦うアジアチャンピオンシップですが、所属チームで先発として起用されているのは6人です。右腕が読売ジャイアンツ(巨人)の赤星優志(あかほし ゆうじ)選手、ヤクルトの吉村貢司郎(よしむら こうじろう)選手、今井選手の3人。そして左腕が東北楽天ゴールデンイーグルスの早川隆久(はやかわ たかひさ)選手、西武の隅田知一郎(すみだ ちひろ)選手、北海道日本ハムファイターズの根本悠楓(ねもと はるか)選手となっており、右、左がそれぞれ3人ずつとなりました。
今大会はWBCと異なり球数制限が設けられていません。そのため試合によってはWBCのように第2先発を起用するのではなく、先発から中継ぎタイプへの投手へ直結する継投で戦うことになりそうです。
中継ぎタイプの投手は右腕が千葉ロッテマリーンズの横山陸人(よこやま りくと)選手と中日ドラゴンズの清水達也(しみず たつや)選手の2人。左腕は西武の佐藤隼輔(さとう しゅんすけ)選手、阪神タイガースの及川雅貴(およかわ まさき)選手と桐敷拓馬(きりしき たくま)選手、そして田口選手の4人で、左腕のほうが厚くなっています。
また、このなかで守護神の経験があるのは田口選手だけとなっています。試合によってはクローザー経験のない投手が試合を締める役割となりそうです。
野手陣は?
野手は今シーズンブレイクした選手も複数選出されました。内野手では坂本勇人(さかもと はやと)選手に代わって巨人のショートを任されつつある門脇誠(かどわき まこと)選手、外野手では日本シリーズでも殊勲打を放ったドラフト1位ルーキーである阪神の森下翔太(もりした しょうた)選手、そしてパ・リーグでホームラン王を争った日本ハムの万波中正(まんなみ ちゅうせい)選手や、身長2メートルを誇る巨人の秋広優人(あきひろ ゆうと)選手も名を連ねています。
所属チームでの主力、そして次代の侍ジャパンにおける主軸になるためにも、アジアチャンピオンシップで飛躍を遂げることが求められています。
アジアプロ野球チャンピオンシップ2023のメンバーはいつ発表された?
アジアチャンピオンシップに向けた侍ジャパンのメンバー26名は、2023年10月24日に発表されました。メンバー発表会見で井端監督は「オーバーエージは3名、WBC組は1名、それ以外はほとんど代表が初めてなので 、若い選手を中心に今後の野球界をしょって立って欲しい」と新戦力たちにエールを送りました。
まとめ
井端新監督にとっての初陣となるアジアチャンピオンシップは、オーバーエイジ枠の今井選手、田口選手、坂倉選手、そして唯一のWBC経験者である牧選手がいるものの、若い選手たちが中心です。そのなかで次代の侍ジャパンの常連となりうる存在がどれだけ誕生するでしょうか。その戦いぶりに注目です。