藤井聡太竜王・名人、タイトル独占でファンは“藤井ロス”状態に!?対局数が年間最少ペースで中継も貴重化
【映像】藤井竜王が異次元“37手詰”勝利!第4局“小樽対局”ハイライト

 圧倒的な強さが、まさかの“ロス化問題”を生んだ。将棋藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が、11月10・11日の両日に行われた第36期竜王戦七番勝負第4局で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破り、シリーズ4連勝で防衛3連覇を飾った。これにより、藤井竜王・名人の2023年内のタイトル戦全日程が終了。八冠制覇を達成したことで公式戦の対局も激減するとあり、ファンは“藤井ロス”が避けられない状況となりそうだ。

【映像】藤井竜王が異次元“37手詰”勝利!第4局“小樽対局”ハイライト

 最年少名人就位、前人未踏の八冠制覇とここまでノンストップで走り続け、あまりの激務に体調を心配する声も上がっていた藤井竜王・名人だが、11月11日の竜王戦七番勝負決着を持って年内のタイトル戦がすべて終了。次の番勝負は、2024年明けの王将戦七番勝負第1局となる。今後は一般棋戦に臨むことになるが、対局姿を目にする機会は激減。タイトル独占で思わぬ“藤井ロス”が発生、公式戦の対局中継が“貴重化”することになりそうだ。

 直近では11月19日に日本シリーズJT杯で糸谷哲郎八段との決勝戦が生中継されるほか、収録放送では11月25日に銀河戦決勝トーナメント1回戦が決まっている。そのほか年内にはNHK杯テレビ将棋トーナメントの放送、12月下旬には準公式戦のSUNTORY将棋オールスター東西対抗戦にも出場する。各種公務もぎっしり詰まっているため、いわゆる“オフシーズン”というわけにはいかないが、藤井竜王・名人にとっても難しい調整期間に突入するようだ。

 さらに、対局数も年間最少ペースだ。デビュー年の2016年を除くと、最少は初タイトルを獲得した2020年度の52局。今期はこれまでに32局のため、今後予定されている一般棋戦の対局数を加えたとしても、最少数を下回ることになりそうだ。

 藤井竜王・名人は竜王戦第4局終局後の会見で、「これ以降は公式戦の対局は少なくなると思うので、実戦の感覚が鈍らないように注意してしっかり取り組んでいかなくてはいけないなと思っています」とコメント。ファンにとっては“藤井ロス”の厳しい冬季を過ごすことになるが、風花の舞う頃、どんな新たな将棋の未来を見せてくれるのか。新春の訪れを待ち焦がれることになりそうだ。

ABEMA/将棋チャンネルより)

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