オンラインサロン田端大学塾長の田端信太郎氏は「男性が重傷で、人混みのせいで、救急車の到着が遅れて亡くなってしまう、という最悪の事態もあり得た。有名な私人逮捕系のYouTuberが逮捕されたが、一億総カメラマン社会の中で、ショッキングな動画を撮っておけば、お金とは言わないけども“何かいいことがあるかも”みたいな。この感覚が行き過ぎた結果がだと思う」と述べた
新潟青陵大学大学院の碓井真史教授は、事件や事故、災害など非日常に遭遇した時、多くの人は“それを記憶・記録したい”“人に話したい”という欲求を抱くと解説。デバイスが発達した現代では、欲求が歪んで増幅する、人助けより記憶・記録が優先される、SNSで世界から承認される、などの勘違いが生まれていると指摘する。
大空氏は「ここで議論したところで、撮ってSNSにあげる行為はなくならない。個人的にはプラットフォームの責任だと思っていて、そういう映像をアルゴリズムでどんどん見せ、タイムラインにも平気であげる。先日には飛び降りの映像がSNSのトレンドに入ったわけだが、そこに意義はない。バズらせたり、価値を付与しているのはある種、プラットフォーマー側なのではないか」と主張した。(『ABEMA Prime』より)
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