見せてやる、九州魂!深浦康市九段「熱い気持ちでやってくれると思う」/将棋・ABEMA地域対抗戦 将棋 2023/11/24 12:00 拡大する 九州男児の滾る思いを、この団体戦で思い切りぶつける。日本全国を8つのブロックに分けた団体戦「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」で、長崎県出身の深浦康市九段(51)が、「九州」チームの監督を務める。これから棋士たちがチームエントリーを始めるが「熱い気持ちでやってくれると思う」と、各チームへの対抗意識はまるで隠さない。【映像】地域対抗戦・8人の監督インタビュー 東京・大阪が中心と言えるような形で歴史を刻んできた将棋界。プロである「棋士」を目指すためには関東もしくは関西の奨励会に所属し、四段昇段を目指してリーグ戦を勝ち上がらなくてはいけない。九州に住む者とすれば、修行時代から東京や大阪に出向くという距離的なハンディキャップもあった。また奨励会員や棋士の絶対数が少ないことから、ともに腕を磨く者が身近にいないという不利もあった。「九州の棋士は少年時代に、少しハンデ感を覚えたこともあると思います。そういったものを乗り越えて棋士になっている面々ですので、いろいろな地域の方々と対局できる機会を得て、また地元の方々と喜びを分かち合える機会が楽しみです」と、胸が踊る。 続きを読む