朝日杯将棋オープン戦二次予選が11月28日に行われ、及川拓馬七段(36)と八代弥七段(29)が午後2時から予選決勝の対局を開始した。勝者は本戦トーナメント進出となる注目の一戦。大一番を制するのはどちらか。
及川七段は、2007年10月に四段昇段。竜王戦2組、順位戦B級2組。朝日杯は16回目の出場で、本戦出場経験はない。今期は一次予選から岡崎洋七段(56)、深浦康市九段(51)、藤森哲也五段(36)に勝利し自身4度目の二次予選に進出。午前に行われた1回戦で森内俊之九段(53)を破った。勢いそのままに、自身初となる本戦トーナメント進出を狙いたい。
八代七段は、2012年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:2期)、順位戦はC級2組。2016年度の朝日杯で優勝を飾り、同年度の将棋大賞新人賞に輝いた。今期は一次予選から出場し村中秀史七段(42)、上村亘五段(36)、高橋道雄九段(63)に勝利。二次予選1回戦では、広瀬章人九段(36)を撃破した。今年度はこれまでに26勝5敗、勝率0.839は藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)に次ぐ2位につけている。本局では6期ぶりの本戦復帰をかけて戦う。
両者の対戦成績は、及川七段の4勝2敗。2020年9月の王位戦予選以来となる本局を制するのはどちらか。振り駒の結果、先手は八代七段に決まった。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。前年の第16回優勝者は藤井聡太竜王・名人。
(ABEMA/将棋チャンネルより)