朝日杯将棋オープン戦二次予選が11月28日に行われ、及川拓馬七段(36)が優勝経験者の八代弥七段(29)を100手で破り、初の本戦トーナメント進出を決めた。
予選Dブロックからの本戦行きを決めたのは、及川七段だった。決勝戦は、2016年度第10回大会優勝者の八代七段との対戦に。振り駒で後手番となった及川七段の雁木志向に対し、八代八段は矢倉に組んだ。激しい主導権争いから、ペースを握ったのは及川七段。入玉を含ませながら巧みな攻守でリードを拡大させると、八代七段の粘りを許さずしのぎ切り勝利を飾った。
この結果、及川七段は16回目の朝日杯出場にして初の本戦出場が決定。前回覇者の藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)を含む強豪16人によるトーナメントで頂点を争う。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)