<大相撲一月場所>◇中日◇21日◇東京・両国国技館
体重60キロ以上重たい相手を豪快に転がす小兵力士が登場。「普通の人より細い」という一部ファンの指摘を実力で黙らせる驚きの投げ方で下すと、ファンの反応も一変。「すごいよ」など称賛の声が寄せられた。
序二段二十五枚目・山藤(出羽海)が、序二段二十三枚目・魁當真(浅香山)をすくい投げで下し3勝目を挙げた。魁當真は身長179センチ、体重136.4キロ。一方、20歳の山藤は身長175.4センチ、体重76.8キロと一般社会の中でもノーマルな体格と言える。体重差はおよそ60キロで、並んで見ると差は歴然。取組前からABEMAのコメント欄には「ほっそ」「普通の人より細ないか」など、山藤に対し驚きの声が寄せられていた。
そんな山藤は、立ち合いから相手の左上手をしっかり掴みつつ、左足で激しい攻めを展開。最後は体を引いて、そのまま回転させるようにして、魁當真を豪快に投げた。派手な決着に館内は騒然。コメント欄にも「浮いた」「強い!!!!」「達人の技」「すごい投げ方したな」などと称賛の声が届いていた。
そんな中、館内に「決まり手はすくい投げ」というアナウンスが響くと、意外にもよく聞く投げ手に視聴者からは「すくい投げ 普通の決まり手だった」「決まり手は普通のだというのあるねー」といった声が続々。とはいえ、端正な顔つきも相まって、相撲ファンからの注目度は上昇。「山藤くん、チェックですね」というコメントも届いていた。敗れた魁當真は2敗目を喫した。(ABEMA/大相撲チャンネル)