【WRC】ラリー・モンテカルロ(1月25日・日本時間26日/デイ1)
世界最速のラリーカーが伝統の一戦で激走。2024年の世界ラリー選手権(WRC)がモナコで開幕。1911年から110年以上続く伝統の開幕戦で、夜の山岳地域に設定されたコースを競技車両が激走。暗闇のなか詰めかけた観客が、至近距離を駆け抜けるマシンに大歓声を送った。
暗闇で危険度が高まる独特な山岳コースで、熱狂的なギャラリーが光を灯すなか駆け抜ける。そんなシーンが見られたのは初日、フランス南部で行われたナイトステージでのひとコマだった。
ただでさえ狭く曲くねったコースに加えて日没後というハイリスクなコンディションのなか、世界最速のラリーカーが激走。ドライバー目線のオンボード映像から見ると、コース幅ギリギリを攻める様子が見て取れる。
今季のWRCは全13戦で争われ、日本のトヨタほかヒョンデなどが参戦。トップカテゴリーで鎬を削る。初日のデイ1は2本のスペシャルステージ(SS)が行われ、エルフィン・エバンス(トヨタ)が首位スタート。2位はティエリー・ヌービル(ヒョンデ)、3位には史上最多・通算8度ドライバーズチャンピオン経験を持つセバスチャン・オジエ(トヨタ)が入った。
今季から全戦に参戦する日本人唯一のドライバー、勝田貴元(トヨタ)はトップと46秒3差の6位につけている。競技は28日にかけて延べ4日間行われる予定。トヨタは伝統のモンテカルロで2年連続優勝を狙うが、本格的な競技が始まるのは日本時間26日夕方から行われるデイ2以降。勝負の行方はまだまだわからない。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)