気になる力士の給料にまつわる話ーー。ABEMAの放送席で解説を務めていた元横綱・若乃花の花田虎上氏と、実況の清野茂樹アナウンサーが力士のお金に関する赤裸々なトークを繰り広げると、視聴者から驚きの声が上がった。
前頭十四枚目・琴勝峰(佐渡ヶ嶽)と、前頭十六枚目・宝富士(伊勢ヶ濱)の取組前には番付に関するトークを展開。千秋楽を前に5勝9敗という成績の宝富士について花田氏が「来場所は十両なんですかね。そう考えると不思議です」と触れつつ「ただ台頭してきて番付が上がる者もいれば、下がる者がいる。厳しい世界ですよ」と話すと、清野アナは「場所の結果を見て、(来場所どうするかを)審判部が決めるのですが、下がる人があんまりいなければ上がれないんです」と番付の事情について説明した。
その上で清野アナが「幕内と十両、そして十両と幕下、やはり大きな違いがあります。単純に給料も違いますから」と話すと、花田氏は「そうですね。今って十両どのくらいなんですかね?私、手取り46万円でしたよ」と具体的な金額を明かした。そして清野アナがスタッフから情報を得たのか「十両は現在、月に110万円だそうです」と話すと、コメント欄には「へー!」「生々しいw」と驚きの声が上がった。
前頭十五枚目・友風(二所ノ関)と前頭十一枚目・王鵬(大嶽)の取組前にも力士のお金にまつわる話が展開された。清野アナが「平成31年の1月に力士の給料が上がりました。横綱は月額300万円です」と明かすと、花田氏は「平幕の王鵬と友風が土俵に上がってますけど、プラスで付き人さんも付きますからね。幕内で3人、十両で2人ですかね」と力士の福利厚生について話した。
さらに清野アナが「ご紹介したのは月給ですが、それ以外にもいろいろと勝てばついてきます。金星があればお金は増えますし、優勝すれば優勝賞金が出ます。もちろん三賞も」と続けると、花田氏は「野球の世界では1000億円とか出ている中で、小さく見えますけど、見ている子供たちが“入りたい”と思えば、どんどん門を叩いて入ってきてもらいたい」と呼びかけていた。
この一連のお金に関する赤裸々トークを受け、ABEMAのコメント欄には「300かよすごい貰ってんだな」「すごい金額!」「300万って聞くと多いように感じるけど、年額3600万は最高位としては低いな」「給料以外がすごいってのはよく聞く話」などさまざまな声が寄せられていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)