将棋の藤井聡太王将(竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、棋聖、21)に菅井竜也八段(31)が挑戦する「囲碁将棋チャンネル 第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」は2月7日、東京都立川市の「オーベルジュ ときと」で第4局1日目の対局を行い、後手の菅井八段が40手目を封じて指し掛けとした。あす8日午前9時頃に封じ手を開封し、対局が再開される。
3連勝で防衛3連覇に王手をかけている藤井王将と挑戦者の菅井八段が激突している第4局・立川対局。藤井王将が本局に勝利した場合、防衛と当時に大山康晴十五世名人が保持するタイトル戦最長連勝記録をを更新し、前人未到の20連勝達成となる。注目の一戦の戦型は「三間飛車」に。角交換から激しい力将棋へと発展している。
構想力が問われる将棋とあり、両者一手一手に深い読みを入れるスローペースに。先手の藤井王将は進行させた銀を六段目まで上がって飛車交換を挑んだが、菅井八段がここで手を止め長考。今後の方針を決める大事な局面とあり、そのまま封じ手の時刻を迎えた。40手目に費やした時間は1時間35分だった。
午後6時、立会人で第35・36期王将の中村修九段(61)が封じ手の定刻となったことを告げると、手番の菅井八段はすぐに封じる意志を示して指し掛けとした。
封じ手の局面で形勢に大きな差はないものの、藤井王将がペースを握っていると見られる。ストレート防衛へ突き進む藤井王将、シリーズ初勝利を狙う菅井八段、白星を掴むのはどちらか。第4局2日目は、8日午前9時頃に再開が予定されてれている。持ち時間は各8時間の2日制。
【封じ手時点での残り持ち時間】
藤井聡太王将 4時間25分(消費3時間35分)
菅井竜也八段 3時間58分(消費4時間2分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)