2月3日に放送されたABEMAのプロ野球ニュース番組『バズ!パ・リーグ』のキャンプ特集で、東北楽天ゴールデンイーグルスの今江敏晃新監督に単独取材した模様を紹介。そのVTRの中で今江監督は、今季期待を寄せる注目の選手について名前を挙げた。
キャンプ2日目に行われた取材で、「期待する選手」について訊ねられた今江監督は、「野手で言うと黒川(史陽)。もちろん、平良(竜哉)もそうですし…」と、まずは5年目の黒川と、豪快なフルスイングから生み出される長打で、いわゆる“ロマン砲”としての魅力を持つ2年目の平良の名を挙げることに。黒川は2021年に34試合に出場するも昨季はわずか9試合の出場にとどまり、打率.091、本塁打1と結果を残せなかったものの、2軍ではリーグトップとなる104安打を放つなど、徐々に貴重な左の巧打者として、そのポテンシャルを垣間見せつつある。
また、平良にしても、まだ1軍デビューは果たしていないものの、昨季、2軍では102試合に出場し、打率.259、2本塁打とまずまずの結果を残し、貴重な経験を積んだ。いずれも本格覚醒すれば、チームにとって貴重な左右の好打者になり得る逸材だけに、今江監督が期待を寄せるのも頷けるところだ。
また、続けて今江監督は、「キャッチャーでは堀内(謙伍)、石原(彪)。やっぱりそのあたりが、どうしてもちょっとくすぶっていたるというか…」と、昨季104試合に出場した太田光、同53試合出場の安田悠馬、同18試合出場の田中貴也の三捕手に加え、堀内&石原に期待する形でコメント。昨季、堀内は広角に打ち分ける左の巧打者タイプという打撃面でのアドバンテージに加え、昨季、2軍では盗塁阻止率.471を記録するなど、“走られない捕手”としての特徴が。石原も昨季は2軍で42試合に出場し、打率.235と数字的には寂しいシーズンとなった感は否めないが、もともと強肩強打タイプの捕手という意味では、首脳陣の期待が大きいというのも頷けるところだ。
こうした顔ぶれについて、その名を挙げるとともに、「もうひとつ1軍で結果を出し切れないっていうところに今まではいたので、まあ、そういう意味でもう1回頑張れよっていうメッセージを贈ろうと思ってます。」と、さらなる奮起を促す形で語った今江監督。今季、彼らが監督の期待に応える形で大ブレイクを果たすことに期待したいところだ。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)