将棋の藤井聡太竜王・名人(王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖、21)が2月10日、第17回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント準決勝で糸谷哲郎八段(35)と午前10時15分から対局を開始した。連覇&5度目の優勝を期す藤井竜王・名人と、初優勝を狙う糸谷八段による注目の一戦。振り駒の結果、藤井竜王・名人の先手に決まった。勝者は同日午後に行われる決勝に進出する。
【中継】藤井竜王・名人VS糸谷八段 注目の準決勝(生中継中)
藤井竜王・名人は、2016年10月に四段昇段。第36期竜王(1組以上:3期)、第81期名人(A級以上:2期)。2月7・8日に行われた第73期ALSOK杯王将戦七番勝負で防衛を飾り、タイトル獲得数を通算20期に伸ばした。棋戦優勝は、朝日杯の4回を含む通算10回。今期は連覇と5度目の優勝を狙う。今年度成績を41勝6敗で勝率は.872。3月末に確定する歴代最高.855の更新も射程圏内に入ってきており、一戦一戦に大きな注目が集まっている。
糸谷八段は、2006年4月に四段昇段。竜王戦2組(1組以上:8期)、順位戦B級1組(A級:5期)。獲得タイトルは竜王1期で、棋戦優勝は新人王戦1回。棋界屈指の早見え早指しで、今期は本戦トーナメントで井田明宏四段(27)、久保利明九段(48)に勝利し2年連続2度目の“有楽町行き”を決めた。前年はベスト4。強敵を撃破し、初優勝を目指す。
両者の公式戦対戦は過去7度で、藤井竜王・名人が全勝。昨年11月の日本シリーズJT杯決勝戦以来の対戦となる。注目の一戦を制し、午後に予定されている決勝戦に駒を進めるのはどちらか。持ち時間は各40分。振り駒の結果、先手は藤井竜王・名人。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)