【写真・画像】「キター」「Go!!! Taka!!!!」日本人ラリードライバー、雪壁“削る”豪快ドリフトで猛プッシュ 総合トップの激走にファン熱狂 1枚目
【映像】雪壁に擦って“豪快ドリフト” 首位浮上の瞬間

WRC】第2戦 ラリー・スウェーデン(2月15日〜18日)

 今シーズン唯一のフルスノーラリーとなった『ラリー・スウェーデン』のデイ2。SS(スペシャル・ステージ)4で、日本人期待の星、勝田貴元がとてつもない激走を披露し、総合1位に躍り出たシーンが大きな反響を集めた。

【映像】雪壁に擦って“豪快ドリフト” 首位浮上の瞬間

 デイ2は、SS2からSS8まで合計7つのステージで競われる。特に28.25kmのロングステージとなるSS4は、走行距離が長くドライバーの集中力が試される難コースだ。

 初日は1位から3位までを独占したトヨタ(TOYOTA GAZOO Racing WRT)だが、この日はカッレ・ロバンペラ、エルフィン・エバンスが失速。その間隙を縫って躍進したのは、今季、満を持してフル参戦となった日本人の勝田貴元だ。

 フルスノーゆえ、WRマシンはスタッド(スパイク)タイヤを履いているものの、深雪とアイスバーンが入り混じった路面は非常に滑りやすい。ここで勝田は、コース両脇のスノーバンク(雪の壁)に上手く車体を擦りつつ、削れた雪が視界を塞いでもなんのその。車体をスピンさせないギリギリのところでドリフトコントロールしながらコーナーを駆け抜けていく。

 猛プッシュの結果、勝田選手はSS4でトップタイムを記録し、SS4終了時点で総合トップに浮上した。WRC公式X(旧Twitter)でもこの見事な走りが取り上げられており、「キター」「Go!!! Taka!!!!」といった称賛のコメントが寄せられた。

 最終的にデイ2を終えた時点で、勝田は総合2位。トップのエサピッカ・ラッピ(ヒョンデ)との差はわずか3.2秒という好位置につけた。この後、デイ3のSS10で痛恨のクラッシュを喫し初優勝こそ逃したものの、ファンを熱狂させる鮮烈な走りでインパクトを残した。

ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)

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