【写真・画像】世界最速ラリーカーが“雪の壁”に激突! 高速であわや大惨事…好調一転“紙一重”リタイアの瞬間 1枚目
【映像】紙一重が差をわけた“雪壁”衝突の瞬間

WRC】第2戦 ラリー・スウェーデン(2月15日〜18日)

 世界ラリー選手権(WRC)で雪が降り積もるフルスノーステージのなか、競技2日目に世界的名手が雪の壁に激突する衝撃的なアクシデントが見られた。

【映像】紙一重が差をわけた“雪壁”衝突の瞬間

 『ラリー・フィンランド』のデイ2は、森林地帯に設置された計7つのSS(スペシャル・ステージ)で構成されており、この日3つ目のステージとなるSS4『フロダ』は今大会最長28.25kmのロングコース。路面は雪と氷に覆われていて満足にグリップできない状況なだけに、普段より高い集中力が必要となる。

 2019年のシリーズチャンピオン、ヒョンデ(ヒョンデ・シェル・モービスWRT)のオィット・タナックは、前日を終えて、4位と好位置につけていた。このSS4でも、スタートするなり前日3位のエルフィン・エバンスを上回るペースで好調さをキープしていたが、一瞬コントロールを失い、コース脇のスノーバンク(雪の壁)に車体を激突させてしまう。

 一斉に雪が舞い、車外が真っ白になった後、だんだん周囲の状況が見えてくると、マシンはボンネットから煙をあげていた。一歩間違えば大事故につながる壮絶なクラッシュで、タナック選手と助手席のコ・ドライバーはマシンを降りて状況を確認するが、やはり再度走り出すことは不可能であった。

 結局、タナック選手のマシン『ヒョンデ i20 N ラリー1ハイブリッド』は、そのままデイリタイアとなり、この日の残りステージを棄権。一方、同じくヒョンデのエサペッカ・ラッピは奮戦し、デイ2を終えて暫定首位、最終的に総合優勝を飾った。終わってみれば、一瞬の紙一重が明暗を分けたシーンとなった。

ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)

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