作戦会議室にもチームの特色が現れる?日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治」予選Bリーグ2位決定1回戦、関東B 対 関西Bが2月24日に放送された。渡辺明九段(39)率いる関東Bは、永世名人保持者の森内俊之九段(53)から若きエースの伊藤匠七段(21)など個性豊かなメンバーが名を連ねている。重厚な布陣ながら、メンバーだけで過ごす控室はまるで学校の“部室”のよう!?自由な雰囲気にファンからも「まっすーがグデりだした」「だらだらやなw」の声が寄せられた。
地域を軸にカテゴリー分けし、8地区で日本一の座を争う注目の地域対抗戦。各チームごとにそれぞれの出身県・地域を背負って熱い戦いが繰り広げられている。永世竜王・永世棋王資格保持者の渡辺九段率いる関東Bは、十八世名人資格保持者の森内九段、タイトル5期の永瀬拓矢九段(31)、次世代のタイトルホルダーとして期待を集める増田康宏七段(26)、伊藤匠七段(21)と隙の無い布陣を敷いている。
若きエースの伊藤七段が登板した第3局では、和やかな雰囲気の作戦会議室の様子が話題に。関西Bの大橋貴洸七段(31)との対戦では相掛かりから力戦の出だしに、増田七段は「たまーにやってる印象があるんですけど。(佐々木)大地くんとの対局…?」と記憶をたどると、渡辺九段は「いつの話よ(笑)」と笑い飛ばした。増田七段の思い浮かべた大橋ー佐々木戦は、2020年9月に行われた順位戦C級2組4回戦の一局。約2年半前の棋譜をすらすらと呼び起こす様子に、森内九段、永瀬九段も思わず笑顔になっていた。
年齢も大きく異なるメンバーながら、渡辺監督のキャラクターからか一同は皆リラックスモードに。フランクな会話や和室でくつろぐ様子には、「だらだらやなw」「まっすー大御所かw」「まっすーがグデりだした」「自由だな」「永瀬寝てる」と様々な声が上がっていた。チームの個性が現れる各軍の作戦会議室の様子も必見だ。
◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合には監督とチームから選ばれた出場登録棋士の4人の計5人が参加可能。試合は5本先取の九番勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。試合は1試合以上出場する「先発棋士」と、チームが3敗してから途中交代できる「控え棋士」に分かれ、勝った棋士は次局にも出場する。先発棋士は1人目から順に3人目まで出場し、また1人目に戻る。途中交代し試合を離れた棋士の再出場は不可。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)