【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース7-4ロッキーズ(3月3日・日本時間4日/キャメルバックランチ)
大谷翔平投手が所属するドジャースの打線が開幕に向けて早くも完成形に近づいてきた。特筆すべきはやはり大谷含む3人のMVP経験者が並ぶ1~3番だろう。この日も初回から相手投手に牙を向くと、あっという間に3連打で先制点をもぎ取った。
この日は2試合ぶりに大谷が先発出場し、1番ベッツ、2番大谷、3番フリーマンと開幕を見据えたオーダーを組んだドジャース。4番以下も強打の正捕手ウィル・スミス、昨季36本塁打のマンシー、今季獲得した通算159発のテオスカー・ヘルナンデスと強打者が続く。そんな強力打線が1回から機能した。
先頭のベッツがセンター前ヒットで出塁すると、2番大谷もライナーでライトに弾き返し無死一、二塁。さらに3番フリーマンもセンターに抜けるヒットで続き、3連打で簡単に1点を先制した。球場を訪れた観客が沸いたのも束の間、続くスミスがきっちり犠牲フライを放ち追加点を挙げると、マンシーもライトへ犠牲フライ。初回から3点を取った新打線に観客からは大きな拍手が起こっていた。
ドジャースの重量打線は手を休めることなく、続く2回にもベッツがツーベースを放ったあと、大谷の左中間フェンス直撃のタイムリースリーベースで追加点。フリーマンのセカンドゴロでホームを踏み、2回で5-0と圧倒的な破壊力を見せた。先頭打者から2018年のア・リーグMVP、2021年と2023年のア・リーグMVP、2020年のナ・リーグMVPが並ぶ打線は相手投手にとって一瞬も気を抜けず、さらに主力級の打者がずらりと並ぶラインアップは悪夢のようなものかもしれない。レギュラーシーズンでもこんなシーンが何度も続けば、ドジャースの4年ぶりリーグ優勝&ワールドシリーズ制覇も近づくはずだ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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