陸上選手でも全然いける 大谷翔平、タッチアップからの激走「よーい、どん!」から超加速 高まる史上6人目「40本塁打・40盗塁」への期待
【映像】加速力が陸上選手!大谷翔平の激走

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【MLB・スプリングトレーニング】ドジャース7-4ロッキーズ(3月3日・日本時間4日/キャメルバックランチ)

 ドジャースの大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場したスプリングトレーニングで、フェンス直撃のスリーベースを含む3打数3安田の活躍を見せた。3安打目を放ったところで“お役御免”となったが、出塁した第1打席、第2打席ともにホームを踏んで得点を記録。特に第1打席でのタッチアップのホームインは、大谷のホームランと並ぶ代名詞である“爆走”が今季も健在であることを見せつけるものだった。

【映像】加速力が陸上選手!大谷翔平の激走

 開幕オーダーと予想される「1番ベッツ、2番大谷、3番フリーマン」を並べたドジャースは、1回からこの“MVPトリオ”が躍動。まずベッツがヒットで出塁すると、続く大谷も追い込まれてから外角低めの変化球をうまく拾うってセカンドの頭上を超えるライト前ヒットを放つ。さらにフリーマンもヒットで続き、あっという間に3連打で1点を先制した。

 フリーマンのタイムリーの間に大谷も快走を飛ばし三塁を陥れると、続く4番ウィル・スミスはセンターへフライを打ち上げる。深い打球ではなかったが、センターがキャッチするや大谷は三塁ベースを蹴ると、そこから“らしい”大きなストライドでぐんぐん加速。当たり前のようにホームインし、ドジャースが1点を追加した。

 バックホームが逸れたとはいえ、浅い当たりでゆうゆうホームインした大谷のスピードに「大谷選手の激走久しぶり見た」と魅了されたファンは多かったよう。「足早すぎw」「更に足早くなったな」と驚く声も見られた。

 昨年受けた右肘手術の影響で、今季は打者に専念する大谷。投打二刀流を続けているときは、体への負担を考え走塁、特に盗塁をセーブすることもあった。しかし今季は本人も盗塁を増やしたいと考えているらしく、走力と盗塁技術をさらに向上させようとトレーニングしている姿が報じられている。大谷の盗塁数は2021年の26個が最多だが、今季はそれを更新するのは間違いないだろう。今日の走塁を見る限り、脚力はトレーニングの成果で上がっているように見える。パワーとスピードといえば、年間40本塁打と40盗塁を同時に達成する「40-40クラブ」がスーパースターの証として知られている。「40-40」を達成したのは、過去ホセ・カンセコ、バリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲス、アルフォンソ・ソリアーノ、そして昨年のロナルド・アクーニャの5人しかいない。前人未到の記録を数々達成してきた大谷であれば、「40-40クラブ」の仲間入りを果たす可能性も十分あるのではないだろうか。
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