美しさと豪運を持ち合わせた人気雀士同士のバトルが、見る者を魅了した。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」3月4日の第1試合。KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳（連盟）とKONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗（連盟）が強烈なツモでアガリを競い、火花を散らす場面があった。
東4局、岡田の手は早々にソウズで溢れ、發が暗刻になり混一色のイーシャンテン。実況の日吉辰哉（連盟）は「やばい！ツモが危険！デンジャラスツモですよこれ！」と早くも絶叫した。一方の伊達は、東が暗刻でドラ1というチャンス手に赤5索を引き、満貫以上が確定。日吉は「超勝負手！」とここでも大きな声を上げ、解説の谷井茂文（RMU）も「ドラドラ！本当だ！」とこのチャンス手の行く末を見守る。
伊達の切った7索を岡田がポン。シャンテン数の変わらない鳴きだが、形は良くなった。この動きで伊達に有効牌が入り、3・6・9筒の三面張で即リーチ。日吉は「やめてくれよー！」と悲鳴を上げ、谷井は「私のスキャンによると、山に6枚くらいいます！」と説明。ファンからは「えらいこっちゃえらいこっちゃ」「お、お祭りじゃーーい！！」「やべえええええ」「あちこちやばいな」「まじか～ｗ」と、女性雀士によるスピーディーかつ高打点のぶつかり合いに大歓声が上がった。
先にテンパイした伊達が有利かと思いきや、勝負はすぐには決しない。岡田がその後2・5索待ちで追いつき、ノーガードのぶつかり合いに発展だ。その後、赤坂ドリブンズ・浅見真紀（最高位戦）が岡田に振り込んで決着。押し返しに成功した岡田は發・混一色・ドラ1の1万2000点を手に入れた。日吉は「一歩も譲らない！バチバチです！」とまた絶叫。ファンも「今回神回やな」「これは良いライバル」「いいねえいいねえおもしろいねえ」と大盛り上がりだった。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
