【写真・画像】山本由伸、実戦2戦目はほろ苦マウンドに 大谷翔平との初コンビも3回6安打5失点、4奪三振も3四球 1枚目
【映像】メジャー初登板でも好投した山本由伸

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【MLB・スプリングトレーニング】ホワイトソックス-ドジャース(3月6日・日本時間7日/キャメルバックランチ)

 ドジャースの山本由伸投手が、オープン戦2度目の先発登板で、3回で58球を投げ6安打5失点4奪三振3四球と苦戦した。大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場し、日本が誇る2大スター選手が“初共演”。頼もしい先輩が躍動する中、山本は課題の残る試合となった。

【映像】メジャー初登板でも好投した山本由伸

 山本は2月28日(日本時間29日)に昨年のワールドチャンピオンであるレンジャーズと対戦し、2回1安打無失点3奪三振とほぼ完璧な内容。ストレートのスピード、変化球のキレ、どちらも申し分ない内容で、ロバーツ監督をうならせていた。

 中6日での登板となったこの日は当初から3~4回を投げる予定だったが、1回、先頭打者ベニンテンディにいきなり初球をライト前に弾き返されると、2番モンカーダにはメジャー初の四球を与えた。3番は昨季、大谷と本塁打王を争ったロバートJr.に大きなライトフライを打たれてヒヤリ。4番ヒメネスに四球で満塁。5番ボーンに犠牲フライで1点を献上、6番フレッチャーにサードへの内野安打、7番デヨングにショート内野安打と集められて、計3点を失った。

 2回は先頭の9番ロペスを四球で歩かせたが、1番ベニンテンディ、2番モンカーダと連続三振。ロバートJr.をライトフライに打ち取り無失点で切り抜けた。

 3回は4番ヒメネスにサードへの内野安打を許したが、5番ボーンは外角に落ちるスプリットで空振り三振。6番フレッチャーにサードへのバントヒットを決められピンチを背負うと、7番デヨングには三塁線のゴロをマンシーが取れず2点タイムリー二塁打に。8番スタッシはまたも外角へのスプリットで空振り三振、9番ロペスをショートゴロに打ち取り、なんとか3回を投げきった。

 降板後、取材に応じた山本は「ちょっとボール球が続いたり四球を出したり、あまりいい投球ではなかった。いりいろ試せたりもあったので、結果はよくないけど、オープン戦としてはよかったと思います。ダメなところが多かった」と振り返っていた。

 オリックス時代には3年連続でパ・リーグの最多勝・最高勝率・最優秀防御率・最多奪三振の投手4冠を達成したほか、リーグMVPに沢村賞も獲得。オフには、いきなりメジャーの投手最高額となる12年3億2500万ドル(約488億円)という超大型契約で移籍。打者に負けじと豪華な投手陣が揃う中で、先発ローテーションの2番手として期待されている。
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