【MLB・スプリングトレーニング】ホワイトソックス9-12ドジャース(3月6日・日本時間7日/キャメルバックランチ)
超大型契約を結んでも、大人気球団に移籍しても、大谷は大谷だった。ドジャース大谷翔平投手が「2番・DH」でスタメン出場すると2打数2安打1打点1四球の活躍。オープン戦ながら打率.583、OPSは1.667と絶好調だ。そんな大谷だが、フィールドでも相変わらず紳士そのもの。ちょっとした気配りを見せたシーンがあった。
大谷といえば、フィールドにゴミが落ちていれば欠かさず拾い、道具もほったらかしにせず自分で持ち、またはボールボーイに丁寧に手渡すことで知られる球界の紳士。その立ち居振る舞いも、圧倒的なパフォーマンスとともに人気を支える理由になっている。
10年総額7億ドル(約1050億円)という超大型契約を結び、しかも入団したのは常勝軍団ドジャース。少々、傲慢な姿を見せたとしても、スタープレーヤーともなればそういうものと感じる人も多そうなものだが、大谷の気配りはアマチュア時代から変わらない。
「らしさ」が見えたのは3回だ。第2打席は二遊間を鋭く抜くセンター前へのタイムリーヒットを放ち出塁すると、続くフリーマンの打席で二塁へ盗塁。見事成功し、相手のミスまで誘発し、さらに1点を稼いだ。その後、フリーマンは2死二塁からレフトフライに倒れてチェンジに。打球音とともにスタートを切っていた大谷は、本塁直前まで到達していた。
すると球審が手にしていたバットを流れの中で受け取る“バットボーイ”に。慌てて出てきた本物のバットボーイに手渡すまで、ほんの数秒ではあったが、自分ができることはなんでもするという大谷らしさが詰まった一瞬となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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