大谷翔平の加入により、日本でも大注目となったドジャースだが、今シーズンはオリックスから山本由伸も加入し、さらにワールドチャンピオンへの準備が整った。大谷がメジャー史上最高額の10年7億ドル(約1050億円)なら、山本は投手としては最高額の12年3億2500万ドル(488億円)。まだ一度もメジャーのマウンドで投げていない投手へ破格の契約が結ばれたことに、MLBの識者からは1年目から「15勝4敗」というハイレベルな成績が求められると指摘した。
山本は2019年、2020年と8勝を挙げると、その翌年から大ブレイク。2021年に18勝5敗・防御率1.39・206奪三振、2022年に15勝5敗・防御率1.68・205奪三振、そして2023年に16勝6敗・防御率1.21・169奪三振と、3年連続でパ・リーグの最多勝・最高勝率・最優秀防御率・最多奪三振の四冠を達成し、さらにMVP、沢村賞も3年連続で獲得した。
国内では圧倒的な成績を収め、2023年のシーズン前にはWBCにも侍ジャパンのメンバーとして参戦。優勝に貢献したことで、さらにメジャー関係者の評価を高めると、オフにドジャースへの移籍が決定。いきなり投手史上最高額の契約となり、大きな話題になった。
1年目から期待する数字を聞かれたMLBアナリストの福島良一氏が「15勝4敗」と出したことに、ロッテで捕手として活躍した里崎智也氏が「すごく高く出ましたね!」と目を丸くしたが、福島氏は当然といった表情。「(昨シーズンまで)投手史上最高額なのがゲリット・コール。15勝4敗でサイ・ヤング賞でした。それを上回る総額でドジャースと契約なので、それを超えられる活躍が期待される」と、名門ヤンキースのエース以上のプレーが求められると語っていた。
(ABEMA「FAN FUN MLB」)
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