美女雀士の勝負勘が、その後の劇的アガリを呼び込んだ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2023-24」3月8日の第2試合。KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり（連盟）が完璧な手順で失点を防ぎ、高打点ツモへたどり着くミラクルプレーを披露。視聴者を大いに沸かせた。
南1局、高宮は第1ツモでイーシャンテン。解説の河野直也（最高位戦）は「めちゃくちゃいい！イーシャンテン！これはダントツですね！」。今にもアガリが生まれそうな手牌に視聴者も「マリしゃん！」「めちゃくちゃイーシャンテンｗ」「まりしゃんの日頃の行いきた！」「高宮いけえええ！」と沸き立った。
3巡目に赤五万を引きテンパイ。一・二万の変則二面張に取れるが、ここで高宮はさらなる高打点を目指して打一万として、自身で5枚使いの三・六万、亜リャンメンのダマテンを選択した。さらに次巡、3筒を引くと小考。ここでは打三万として3筒単騎待ちの仮テンに取り、さらなる変化を目指す。その後、赤坂ドリブンズ・渡辺太（最高位戦）が先制リーチ。待ちは三・六万だ。期せずして高宮の三万先切りは大正解、放銃を回避する形となった。直後に高宮は四万を引いて、二・五万と四万の変則三面張で追っかけリーチ。この展開に視聴者もびっくり。「まりしゃんうまいなー」「神回避」「天才おった」「すごw」「はい天才」「高宮ナイスだ」と次々に歓声が上がった。
こうなればKONAMI麻雀格闘倶楽部のファンが期待するのは高宮のアガリだ。8巡目、高宮は二万をコトンと引き寄せ、リーチ・ツモ・タンヤオ・平和・赤2の1万2000点を獲得。視聴者からは「まりしゃんいいぞ！」「ないす！」「よっしゃ！このまりの胆力よ」大喝采のコメントが寄せられ、また河野は「これは三万切りが（すごい）ね、本当に1牌の後先で変わっていたので！」と脱帽していた。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
